• エッセイ・ノンフィクション

SCP-1522(アライグマ)タネあかし

終わりかたが本家ページへの催促という不思議なものなんですけど、一応これには意味があります。それら含めたタネあかしをここでやっていこうかなと思います。

今回のSCP-1152…「アライグマ」ってどんなSCiPなんでしょうか。知能を持つアライグマ?体重が超重いアライグマ?
SCP(特別収容プロトコル)には上記のことと本ページ内にかいてあることしか書いてないんですよね。ただそこはSCP世界、SCP-1152はそもそも「アライグマ」ではないのです。
このSCPを知るためには「画像」を見る必要があるんですよ。だからあの誘導だったんですよ。元ページには画像が載ってますからね。

ではその「画像」には一体何が写っているのでしょうか。
そこに写っているのは一人の男性です。白黒写真なのでしっかりとは分かりませんが、少なくとも男性、人間が動物ゲージのような檻に入れられているのが分かります。

これこそがSCP-1152の正体です。

「は?」って思うひともいるでしょうが、つまりSCP-1152は人間です。特異性は原因不明で「他人から「アライグマ」だと認識されてしまう」というものです。
人間って言いましたが、誰かと言えばおそらく行方不明となったエージェント████である可能性が一番高いと思います。

これを踏まえてもう一回戻って見てみましょう。
「知能が思春期の人間並み」?当然です。人間ですから。
「栄養失調で鬱の症状」?当然です。人間にアライグマのご飯なんて栄養が賄えるわけありませんし、みんなアライグマだと思って接するのですから病むに決まってるじゃないですか。
その他「前提がアライグマ」だから不思議に感じるだけで、「アライグマだと思われてる一般男性」だと思えば不思議な点はほぼほぼなくなります。

「何故アライグマだと思われているのか」…これについては俺は分かりません。もしかすると書かれているのかもしれませんが、フリとかじゃなく多分言及されてないです。

ではこんなところではありますがまとめを。
「自分のことがアライグマだと思われている一般男性」
例の如く異論は認めます。

最後に紹介した電話をかけたシーンあるじゃないですか。あそこ最後の望みみたいな微かな願いを込めて電話をかけたとすると本当に美しく、儚いものだと思いませんか?

意味がわかると怖い話、もとい意味がわかると胸糞SCPでしたが、以上で解説を修了させて頂きます。

SCP
確保、収容、保護。

味噌汁@セチュラ

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