• 恋愛
  • 現代ドラマ

オタク三人娘が文学を好き勝手語る

※注意書き※
 これは私の個人の感想であり、オタクとしての叫びであり、『野菊の墓』(伊藤左千夫)に対する愛で読書レビューであります。
 解釈が間違っている場合と、多大に私の偏見が含まれている場合があります。そして、がっつり最後までネタバレしております。
 それでもいいという優しい方々、是非とも頭を空っぽにしてお読みください。




登場人物
よっちゃん:語り部。雑食オタク。古典からライトノベル、絵本までもう何でも読む。
さっちゃん:辛口腐女子。CPは固定派。でも別に拒絶はしない。性描写、過激な表現大好き。
みっちゃん:純粋乙女少女漫画培養。公式設定から離れているのは嫌。あまり性描写が多いのも好きじゃない。









≪前回までのあらすじ!≫
 連載時昭和だった漫画を原作にしたアニメは、平成最後の年にて異常な盛り上がりを見せ、年末に最終回を迎えた。主人公とその親友の物語を見届けた友人二人は燃え尽きた。私は彼女たちをいつものカッフェに誘い、傷心中の彼女たちを慰めることにしたのだ――。


「……何で死んだんだ主人公ぉ……」アニメ化をきっかけに、原作を読み後日談も読んだ友人・さっちゃんは机に突っ伏していた。
「ちょっと……ネタバレよしてよ……ついでに希望を費やさないでよ……」アニメしか見ていないもうひとりの友人・みっちゃんは、椅子の背もたれに寄りかかって天を仰ぐ。

「二人とも随分沼ったみたいだな」
 私はと言うと、母親の蔵書にあったので、とうの昔に読了済みである。そして深夜アニメなのでまだ見ていない。我が家は最近テレビが壊れたのをきっかけに、新しいのを買った。ようやく録画機能がついた奴だ。
 ――今思うと、リアルタイムで見れなかった寂しさと、視なくてよかったという安堵がある。この二人を見てると。


「ホントやばい最近やばい主人公と親友のことしか考えられない。世界があの二人で回ってる大型イラストコミュニケーションサイトで生存if漁ってる日々が毎日続く怖い」
「私腐女子じゃないけどあの二人は結ばれるべきこの際性別は問わないからお願い一緒にいて欲しいでもだからこそ終わりが尊いんだよね公式しんど尊い……」


「これは酷い」
 おもわず真顔になるわ。ワンブレスでどんだけの文字数言ってんの。


「このままだとまずい生活が普通に送れなくなってしまう。よっちゃんお願い、何か、別の萌えを。別カプを」
「我々を救済したまえー!」
 よっちゃんとは私のあだ名である。
 まあこんなことになるのは事前にわかっていることだった。そもそも私がアニメが始まる前に「原作面白いよー。……私見れないけど(ボソッ)」なんて勧めなきゃ、割と趣味に対しては保守的な彼女たちは着手しなかっただろう。

「……仕方ない」
 ここは私にも責任がある。というわけで。



「今私、文豪にハマっているんだけど」
「「迷い犬か? 錬金術師か?」」
「なんでわかるし」ほんとなんでわかるし。そんで私は迷い犬から入った。



「それなら話は早い。……二人とも」


『野菊の墓』って知ってる?
という導入から、私の『文学』のプレゼンは始まった――。









「まず、主人公とヒロインが二歳差で、ヒロインの方が年上なんだけど」
「「おうっふ」」

 おおーっと、さっそくダメージを受けたようだ。

「……よっちゃん、あなたはとどめを刺しに来たの?」みっちゃんが息も絶え絶えに尋ねる。なんのことでせう。
 気にせず私は続ける。

「主人公政夫(数え年で15歳)と、ヒロイン民子は従姉弟なのね。政夫の母親が病気になって、民子は看病や手伝いのため政夫の家に滞在することになった。二人は大変仲が良かったんだけど、それは別に爛れた関係という意味じゃなくて、じゃれあうような、とても無邪気な関係だった――が、周囲に邪推され、母親も『仲良すぎると周りがめんどいから気をつけてね』って言いだすのだ」
「……おう」
「でもそんなこと言われたら逆に気になるのが思春期☆政夫くんなわけです。意識し始めたら止まらない、やめられない――あれ、民さんこんだけかわいかったっけ? ヤバイどうしよう……ってなわけですよ」


 そして運命の時。
 山仕事に出かけた二人は、途中の道で、可愛らしい野菊を見つけるのだ――。


               ◆


『僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……』
『私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好もしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位』
『民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ』
 民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。
『政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか』
『さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ』
『それで政夫さんは野菊が好きだって……』
『僕大好きさ』※1

                  ◆

「「ああああああああああ!」」

 発狂する友人二人。だが、悲痛からでる叫びではない。喜びの悲鳴である。


「少女漫画か! いや今時少女漫画でもこんな初々しい場面はねーわ! 清純BLかときめき重視のやつ!」がっつり腐女子さっちゃんが叫ぶ。
「ちょっとさっちゃん二人は異性!! 男の子と女の子だから!!」一方、『公式はNLなのにどうしてヒロイン置いて男同士でいちゃつくの?』派のみっちゃんはさっちゃんの言葉に食いついた。
「性別なんてただの記号だッ!!」さっちゃんは『公式では男でも女体化したって大丈夫』派である。
「いや性別って個人の性格を作る物でしょ⁉ だいじなアイデンティティでしょ⁉」一方、みっちゃんは『公式大事、設定は固定』派だ。

「あー、その主義主張はひとまず置いてくれない? 話し続けたいから」
 オタクから出発するジェンダーの話も面白いけど、今は『野菊の墓』を喋りたい。

 何とか二人が落ち着いた。
 みっちゃんは、「正直意外」と呟いた。

「昔の文学って、もっとドロドロしてるもんかと思った」
「あー、たしかに。主人公が高圧的で、ぐだぐだ悩みまくる的な。そしてやけに悲劇」

 ……すごーくわかるような、偏見なような。
 でも作品って多分、グダグダ悩む人だから作れるんだろうしね。あながち間違いじゃないと思う。所詮にわかだから自信ないけど。


「それで? 二人はどうなるの?」『くっつくまで時間がかかる少女漫画が好き派』なみっちゃんは目を輝かせる。
「ヤるの?」一方、『ヤるならヤレ。ヤるのが見たいんだ派』なディープ作品を好むさっちゃんは、なんだろう、目に凄みがある。というかもっとオブラートでお願いします。ほら、さっきまで輝いていたみっちゃんの目が荒んでいくから。


「……山仕事を終えるまで、二人は純粋に、ホントーにただただお喋りしていたの。ところが、楽しすぎて帰るのが遅くなってしまう。やっぱり家の人間からは邪推され、批難轟々。そしてついに、『年上の嫁なんて許さない』と、政夫の母親が二人を引き離すため、強硬手段に。町の中学に入学させるのを早めたのだ」

 そして
 ――最大の見せ場が、友人二人を襲う!!


              ◆


 …僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。

 朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。…ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。…心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい…。
  十月十六日
政夫
民子様※2

              ◆


「翌日の朝、民子は小雨の中、政夫を見送った。何も言葉は交わさずに。それが、生涯の別れになろうとは、二人は思ってもみなかった……。
 ――で、生きてる? 二人とも」

「「……」」ダメだ、返事がない。ただのしかばねのようだ。


「……手紙……別れ……ダメ絶対……」
「あああ主人公……親友ぅぅぅ……」

「……で、続けるけど」私は容赦なく続けた。
 政夫は冬休みに帰省したが、丁度二日前に母親が民子を実家に帰してしまった。原因は民子に対する、兄嫁のいびり。元々しつこくいびられていたのだけど、あの一件があって激化してしまったのだ。家族の仕打ちに呆れた政夫はそれから一年、家には帰らなかった。そして翌年の冬休みに、民子が嫁に行ったことを知る。
 実は、実家に帰った民子は縁談を進められるが、政夫を強く想っている彼女は拒絶していた。しかし母親の『息子の嫁には絶対させない』というダメ出しで、とうとう行かざるを得なくなったのである。


「けど、知らせを聞いた政夫は、特に動揺しなかった。というのも、民子が他所に嫁に行こうが、民子を思う自分の気持ちは揺らぎないし、民子もまた気持ちが変わらないことを知っていたから。――そう、『僕の魂は、いつだって君の「「うわあああああああああ!!!」」』……ちょっと、うるさい」

「あんた鬼か!! 新たな萌えどころか原点回帰してんじゃないの!!」
「絶対確信犯だよね⁉ 誤用的な意味で!!」
 二人は思い思いに叫び、――そして、はっと我に返った。


「よっちゃん、『生涯の別れ』って言ってたよね?」
「つまり――」
「……それから数か月して、『スグカエレ』という電報が届き、慌てて家に帰ると、政夫の母親が泣き崩れながら民子の死を告げたんだな。流産のあと、肥立ちが悪くて」


 彼女は死ぬ間際、『死ぬのが本望なんです』と言って、それっきり口をきかないで逝った。
 死後、彼女の胸の上に乗った左手の中には、赤い布に包まれた、政夫の写真と、あの手紙が握りしめられていた――。


「それを読んだ政夫の母親は、『自分が殺したも同然』と言い、自分のしたことを後悔して泣き狂った。民子の家族は、縁談を強制したことを泣きながら謝罪。でも、政夫は誰も責めはしなかった。誰も悪くないと言い、七日間墓参りを続けた後、彼女が好きだった野菊が墓の周囲に植えられた。そして、母親の気持ちが楽になるように心内を話し、学校へ戻った――」

「後日談《アフターストーリー》ぃぃぃぃ!!」

 ガンっ!! と、さっちゃんがテーブルに頭を打ち付ける。


「そうして、政夫も民子と同じように、余儀なく結婚する。けれど民子を想う心は、民子が握りしめた手紙と写真の様に、やっぱり揺らぐことはなかったのでした。
 ――一緒にいられなくても、心はそばに。そういう話だったのさ、『野菊の花』は」

 そう締めくくり、無事に私のプレゼンは終了した。
 が、友人も死亡した。口から魂抜けてる。


「……私が言いたかったのは、『心を半分譲り渡すような想いって、今も昔も素敵』っていう萌えを共有したかったんですが、いかがでしたでしょう」
「うん、身に染みるどころか、もはや自分の肉体がおまけみたいにどっぷり浸かった」
「なんで今日そんなに容赦ないの、よっちゃん……」
「だって二人とも、『2000年以前の作品は古臭くて読めない』とか言ってたじゃん」


 そう。アニメ化以前に、私はこの二人に原作を勧めていたんだ。なのにこの二人は、『あ、絵柄が無理』だの、『多分昔すぎて話が面白くない』だの、『古本は鼻くそついているから嫌』だの……いやまあ、後者はわかるけどね。図書館の古い本とかホントそれだよね。
 それが絵がキレーな平成アニメになった途端、盛大に手のひら返しやがって。別に、作品のよさを共有できるならそれでいいけどさ。それでも意趣返ししたかったわけよ。常に流行りに踊らされているものたちに。
 ――古典っつーのは、愛されるから生き残ってんだということを!


「前人があっての王道なわけ。わかる? 興味ないなーと思っても、今後はもう少し、歩み寄る姿勢を見せてくれると嬉しいな」
「「はーい……」」


 よしよし。二人も反省してくれたようだ。
 私は雑食だから、基本的に二人が勧めてくるものは読むんだけど、この二人はそうじゃないんだよね。地雷が多いみたいで。
 まあ好みなんだからその人の自由だけど、雑食人間な私はそれが寂しかった。そう、寂しかったんですよとっても。だからこれで、読んでくれる本が増えてくれると嬉しいな。

 さて、丁度頼んでいたケーキも来たようだし、オタクトークは少し休憩しよう。








 ……ケーキを食べ終わったところを見計らって、私は再び『野菊の墓』について喋ることにした。

「ところで、野菊っていうのは総称らしいよ」
「え、ホント?」
「代表的なのは淡い紫色のヨメナらしいけど、野紺菊も秋の野菊の代表で――キク属だけじゃなくて、シオン属とかヨメナ属とかも含まれるらしいし」

 だから思ったのだ。
 政夫の言う野菊というのは、何色だったんだろうと。
 私が読み落としていない限り、野菊の色は言及されていない。ただ作中にて、野菊のようだと言われた民子は、政夫のことを「竜胆のような人」と言った。竜胆は紫色の花だ。対を為すのは、同じ紫色の花じゃないだろうか。
 ……まあウィキ〇ディアで、野紺菊じゃないかって言ってるけど。あれが一番道端に生えているみたいだし。


「ちなみに、野紺菊の花言葉は『忘れられない想い』、竜胆は『あなたの悲しみに寄り添う』だってさ」
「ええ……何その完成具合……やばすぎ……」
「最初から伏線はあったってわけか……」


 まー、花言葉なんて星の数程あるし、多分その当時はないだろう。
 ただの偶然だろうが、それでも美味しくいただくのがオタクの性。



 ――だって、物語を好き勝手解釈するのが、私たちの栄養だからね。





≪おまけ オタク女子たちの総評≫

『野菊の墓』伊藤左千夫(1906年発表)

よっちゃん:伊藤左千夫は、正岡子規に師事してたらしいよ。子規は「写生文」という考えの人だったから、ひょっとすると、実話の部分が多く占めているかもね。
みっちゃん:つまり……この純愛は……ノンフィクションの可能性も……? 何それ尊い……。
さっちゃん:でもさ、周りが五月蠅いなら、二人でとっとと駆け落ちすりゃよかったのにね。
みっちゃん:いや、時代と年齢的に無理でしょ、そんなこと。親の言うことが正しいっていう時代なんだし、年だってまだ子供じゃん。
さっちゃん:関係ある? 今の世の中だって、二十歳越えても親がどーとか言って、せっかくの内定取り消しちゃうじゃん。
よっちゃん:さっちゃん、キビシー追及はそのへんで。それに文学で「うじうじすんな」って言ったら身も蓋もないから。





※1、2は青空文庫の『野菊の墓』(https://www.aozora.gr.jp/cards/000058/files/647_20406.html)からちょいちょい引用しました。
参考文献
小川義男『あらすじで読む日本の名著』(2003年、樂書館)
遠藤若狭男『俳句でつかう季語の植物図鑑』(2019年、山川出版社)

19件のコメント

  • こんな風に作品について語れる人がいるって、良いですね(^∇^)

    昔の文学にドロドロしたイメージがあるとか、古い作品を読むのに二の足を踏んでしまう気持ちは、少しわかります。何冊も本を読んできたはずなのに、未だに重い文章が苦手で、昔の文学がまさにそういうイメージですし。
    にわか読書家の持っているイメージなので当てにならないって自分でもわかっているのですが、つい……
    でも読んでみると、案外ハマる事ってありますからね。食わず嫌いをせずに、色々読んでみることは大切ですね。

    楽しい座談会をありがとうございました。
    近況ノート故に評価はできないですけど、もしエッセイならレビューまで書いていたでしょう(^ω^)
  • 『乙女ゲーム』と『初恋と幽霊』に星とレビューをくださってありがとうございます。

    旭は構想段階では、まだほんの少しだけまともだったのですが、このままでは悪役令嬢にキャラが食われると思った結果あんな子になっちゃいました。おかげで今までの無月作品の中でもトップクラスの残酷さに……

    初恋と幽霊では、啓太を好きと言って下さる方が予想以上に多くて、嬉しさと驚きで一杯です。それならもっと出番を増やそうかと思う反面、下手な事書いて幻滅させたらどうしようとも思って色々緊張しています。果たして今後、彼に幸せは訪れるのでしょうか?



    『野菊の墓』、呼んだことはありませんが、興味を引くような場面が沢山ありそう。と言うか、ここで読んだだけでもすでにキュンときています(〃▽〃)
    自分は本を読むのは好きですが食わず嫌いが多くて、さっちゃん、みっちゃんと同じく昔の作品と聞くと大丈夫かと思ってしまいます。ごめんねよっちゃん。
    ですが長く残っている作品と言うのは必ずどこか優れた部分があるはずですね。偏見は良くない。
    食わず嫌いなんてしてたらせっかくの作品を知る機会を失う事にもなるかもしれないので、興味を持ったらまず読んでみた方がいいですね。

    三人のやり取りも面白かったので、また続きがあれば見てみたいです。
  • 無月弟さま!
    自己満足にもほどがあるので近況ノートに書きました。コメントありがとうございます!(≧▽≦)

    私も文学は苦手なタチでしてw でも周りに文学について詳しい人がいるので、ついつい誘われました。わかったことは、「大昔から日本人はオタク文化だったんだな……」です。今回の野菊の墓も十分少女漫画で通じると思うんですよ!

    あ、古い漫画うんぬんは私が言われた方です。1990年代とか1980年代とか良い漫画あるのに拒否される……名作が最近アニメ化されるようになって本当によかった。

    また懲りずに書くかもです。
  • 無月兄さま!
    丁寧なお礼とコメントありがとうございます!!(≧▽≦)

    旭ちゃん、予定じゃまだまともな子だったのですね……。無月様たちの手を離れて大暴走した感じですね……。
    おそらく御門さんと旭ちゃんは互いにくいつくハイレベルのラッパーだったのでしょう。それがガンガン高みを目指すから、周りがついていけない……。

    初恋と幽霊の続編が出ると聞いて、レビューを移させていただきました。啓太の幸せを願って! いやまじ奴は名脇役!! 幸せになって!!

    『野菊の墓』は無月様たちが絶対好きだと確信してます!
    普通、相手が嫁に行っちゃったら「心変わりしたんだな」ってドロドロになっていきそうじゃないですか? それが「絶対に心が変わらない」って揺らがないなんて、少女漫画以外の何物でもねえ! って感じだったんです。私の中じゃ。
    もし『野菊の墓』の政夫と民子が生まれ変わったら、どんな物語になっているでしょう。

    自己満足すぎて近況ノートに書きました。でもまた懲りずに書くかもです。
  • 『バレンタインと帰国子女』に星をくださってありがとうございます。今年はバレンタイン話をいくつか書きましたが、そのなかで唯一まともな恋愛だったような気がします。
    『初恋と幽霊2』も、読んでくださってありがとうございます。
    啓太は書いていくうちに、そして応援してくださる声を聞いて、だんだんと好きになっていったキャラです。自分としても幸せになってほしいのですが、今の所どちらかと言うと優斗と仲良くなってきています(;^_^A

    『野菊の墓』の他にも、探してみれば古典の中にもキュンキュンするものがあるかもしれませんね。探してみたら、また新しい扉が開くかも(#^^#)
    政夫と民子、来世では幸せに添い遂げられるといいです。
  • 無月兄さま!
    遅くなりました。丁寧なお礼ありがとうございます!
    『バレンタインと帰国子女』、ちょうど海外のバレンタインについて興味を持っていたので、食いつくように読ませていただきました☆ たしかに唯一まとも……じゃなくて、ギャグはなかったですね。うん。(何を誤魔化した)でもバレンタインネタの小説全部面白かったです!
    『初恋と幽霊2』も楽しく読ませていただいてます。そしてごめんなさい、コメント欄で私がつい腐ったコメントを書いてしまったから……!!!!!

    だべる会話小説が大好きで、特に雑学とか教養ネタをギャグにする系が好きです。ネタが出来上がりつつあるので、よかったらまた懲りずにお付き合いいただけたら……(笑)
  • 肥前ロンズさん

    「また会いに来たよ」に星をくださってありがとうございます。
    このお話は久しぶりに会った女同士の友情を歌った歌を聞いているうちに浮かんだものでした。元が歌なので、ストーリーの大部分はオリジナルになっていますけど、今までにしたことが無い作り方だったので、どうなるかドキドキでした。
    読んでもらえて嬉しいです!(^^)!
  • 無月弟さま!
    丁寧なお礼ありがとうございまーす! 「また会いに来たよ」、とても綺麗で美しい話でした!!! あと主人公の運転テクに笑いました(笑)
    すーっと心にしみわたるような優しさと切なさで、読んでいて胸がいっぱいになりました。夕子と由美が、またすぐに会って笑い合えますように。
    今日、レビューも書かせていただきました!
  • 肥前ロンズさん

    「また会いに来たよ」素敵なレビューをくださってありがとうございます。
    今回のテーマは、女同士の友情でした。漫画では上下関係があったり、ドロドロしている事もある女同士の友情ですけど、爽やかになるよう、頑張ってみました。
    夕子の運転テクは、最初は予定に無かったのですけど、思い付きで書きました。一行前を書いていた時はそんなつもりはなかったのに、パッと降りてきたのです。しんみりした空気を、吹き飛ばしてくれるかなって思って。
    由美もきっと、落ち込んでいる余裕なんて無かったでしょう!(^^)!
  • 肥前ロンズさん

    『喫茶店で甘い一時を』に星をくださってありがとうございます。
    唐突に喫茶店を舞台とした甘い話が書きたいと思い、作ったお話でした。喫茶店やギャルソンなど、趣味全開のお話でしたけど、読んでもらえて嬉しいです。
    こんな感じのレトロな喫茶店、まだどこかに残っているかもしれませんね。佐賀にも!(^^)!
  • 無月弟さま!
    丁寧なお礼ありがとうございます!! 佐賀にも!! あると!! いいな!!
    腕まくりをゴリ押しで行く主人公の語り口が面白かったですw あと雑巾のしぼり汁という発想が……(笑)
    でも野上くんの対応に見事にキュンキュンしました! 素敵なお話ありがとうございました!!
  • 肥前ロンズさん

    『私は1番好きな男の子を、2番目に好きだと言った。』に、星をくださってありがとうございます。
    あんな作品ですみません。本当は書きながら、「女子はこんなんじゃなぞ!」ってコメントが届けばいいのにと思っていました。結果、「こういうの実際ある」、「分かる」と言うコメントが多数届いちゃいましたけど(;^_^A

    もちろんこの話の人間関係は、悪い例です。上下関係なんて無い、仲良しな友達関係が、広がっていく事を祈ります。

    レビューでは☆三つじゃ足りないと言っていただいて、ありがとうございます(≧▽≦)
  • 肥前様、初めまして♪aoiaoiと申します(*^^*)

    この度は、『最愛の二番』へお立ち寄りくださり、☆をたくさん賜り、ありがとうございます!
    道徳的には正しいとは言えない二人でしたが、彼らの想いの変化や、人を想うことに順番ってつけられるのか……みたいなことを描きたかった話です。
    楽しんでいただけて嬉しいです(*´∇`*)
    心より、深く御礼申し上げますm(_ _)m✨!

    近況ノート、大変楽しく拝読しました!この登場人物たちのやりとりをまとめたら、めちゃくちゃ面白い本になる気がしてなりません……!
    因みに、冒頭の「主人公と親友」はアッシュとエイジ……ですよね?っていうか私も好きすぎるのです……尊い♡

    今後とも、どうぞよろしくお付き合いくださいませm(_ _)m✨
  • 無月弟さま!
    『二番目』のお題の作品すごかったです!!!!
    多分不倫とか思いついた人多いと思うんですけど、それを小学校の恋愛に持ってきた発想が!!! そうだよねそうだよねってずっと共感しながら読んでた私です(笑) ごめんなさい、女子の世界はキレイなばっかじゃないんです……。ドロドロだけでもないですけどね。『また会いに来たよ』の側面もありますよー!!!

    繊細な描写に、もう☆3じゃなくて5以上は……何故三つしかないのか……。
    雄二くんのあの答えの返し方が、あの物語の中でとても生きるものになってて、構成すげぇと思いました。やばい語彙力がない上言葉が汚い。
    素敵な物語をありがとうございました!!
  • aoiaoiさま!
    初めまして!! 実はファンです!! この度は近況ノートに足を運んでくださり、ありがとうございます!! 「ほんとの春」シリーズが大好きなんです……。

    『最愛の二番』は、家庭への愛情と、女への愛情が必ずしも一致しているわけじゃない……という話に、なるほどなあと思いました。友情と愛情だって、世の中では愛情の方が上、みたいな風潮ですけど、どっちが上ってない気がするのでなんとなくそんな感じかなあと(読み間違えてたらすいません)
    変わってしまう『一番』より、永遠に変わらない『二番』を選ぶ主人公の締めがすごく好きです。


    近況ノートネタまで食いついてくださり、ありがとうございます!!

    ってか……

    ばww れwww てww るww
    出版社違うから名前伏せてたのに……(笑) でも嬉しいです!! 同志がいて嬉しい!!! あの二人ロスにハマってたら是非とも野菊の墓を!! もうあの二人しか見えないと思う!!!んです!!!

    こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!
  • 肥前さん、こんばんは〜(*^^*)

    おお、そうでしたか!ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです(*´∇`*)💖
    ほんとの春シリーズは、私の初めて書いた作品でして、拓海&優カップル(いや夫婦?)はすごく愛着のある二人です。ドS王子の相楽係長も実は相当にお気に入り……♡(笑)

    『最愛の二番』を深く読み味わっていただけて、すごく嬉しいです(*^^*)!変わってしまう一番より、永遠に変わらない二番……まさにそれを描きたいと思った作品です。
    想いの強さに順位って、つけられないんじゃないかな……と思いますね。仰る通り、友情より愛情が大事とか優先順位が高いとか、そういう固定観念は何か不自然な気がします。

    なるほど!!あの二人に悶えた後は『野菊の墓』!!これはまた……民子がアッシュ?民子がアッシュですか!?あーーこれは尊みがすぎて窒素しそうです……(゚o゚;;

    あ、ついうっかり長くなりました(^_^;)ごめんなさい〜!💦💦

  • aoiaoiさま!
    こんばんは! またもやノートに足を運んでくださり、ありがとうございま~す!!!
    拓海&優のほんわかカップルも好きなんですが、私はいっそ勇ましい愛情と友情を兼ねた花絵&ヒロのカップルも好きなんです。母親との確執と、母親からのエールの両方が見られたカップルなんで、いっそう思い入れがあるかもしれません。
    相楽? そんな奴いましたっけ? 優君いじめる奴は皆ぽい! です。(マジギレ)

    よかった! なんか解釈間違いしてたらあれかなと思ってレビュー控えてたのです。
    友情より愛情が上、という発想が私ニガテです。だってそれだと、上位変換な恋人が友人の代わりになるみたいじゃないですか。恋情と友情を両方とも向けているならまだしも、誰かが誰かの代わりになれるなんて変だなと思っていたのです。誰かへ向ける好意は、同等に色んなポストがあっていいと思うんです。
    一等大事なひとだったならしょうがないけどね! アッシュとエイジみたいにね!!(まだいうか)

    素敵な作品だったのでレビュー書かせてもらいます!


    後民子はどっちでもいいかなとも思うんです。すなわち、エイジを失ったアッシュ。でもそれだとアッシュ死にに行くのかなあ……。
    ひとまずそう思いながら読めると思います! 野菊の墓!!

    こちらこそ楽しい話題ありがとうございま~す! 嬉しいです!!!
  • 肥前さん、しつこくお邪魔いたします!!
    この度は、『最愛の二番』へとてもきめ細やかなレビューをいただき、めちゃめちゃ嬉しいです!(*^^*)ありがとございます!!✨✨

    レビューや上にいただいたコメントを何度も読み返しつつ、私も常にそういうことを物語で描きたいんだなあ、と改めて思いました。通り一遍な「好き、嫌い」や、感情の上下関係ではなく……そうやって決めつけることのできない曖昧な部分にこそ興味がある、というか。人間のそういう線引きのできない複雑さをうんうん唸りながら書くのが大好きなんだなあ、と。
    感情に簡単に名前をつけたり、順番をつけたりはしたくない。そういうストーリーが好きだし、描きたいんですよね、きっと。

    なんか毎度ずらずらとまくし立てまして……どうぞお許しください!💦💦

    おお……花絵&ヒロのことも、気に入ってくださっているのですね!あのキャラたちを、このように愛してくださるなんて……(´;Д;`)(相楽係長はゴミ箱でしたか^^;笑)
    あの作品を書いて本当によかったと、改めて幸せを噛み締めております✨心より、深く感謝申し上げます!!💐💐

    野菊の墓、とりあえず読もうかなと思います。この刺激でまたBANANA沼に逆戻りしそうな……これはもう無限ループですね♡(笑)

    お忙しいところを度々お邪魔して、ごめんなさい!どうぞさらりと読み流してやってくださいね〜^^;
  • aoiaoiさま!
    またもやノートに足を運んでくださり、ありがとうございますー!!!!(≧▽≦)
    レビューに対しても、丁寧なお礼ありがとうございます。好き勝手書いちゃいましたが大丈夫だったようでほっとしました。

    モノクロもいいですけど、グラデーションだって好きですよね、人間。
    何を自分が求めているか、はっきりしないところに惹かれるというのは、社会的なものに当てはめられないから孤独だったりするけど(共感が得られない)、何物にも代えられないものだとも思います。

    いえいえ、無茶苦茶楽しいです!
    またお時間ありましたらお話ししたいです~! うっほおおい!
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する