佐々木実桜

誰に向けるでもない、私の独白。

また、だ。 また知らない場所だ。 「私」の世界。 私以外、存在しない世界。 ある日を境に自分だけの世界から逃げられなくなった女の話。

なんて、もう遅いけど。

卒業式前夜、お世話になった友達に向けて手紙を書いていた。 数々の思い出を振り返りながら、少し震えた字で。 書き終えて、一枚、余った便箋を眺める。 「ちゃんと余らないようにし…

たった400字、されど400字。 原稿用紙一枚分で恋をして、原稿用紙一枚分で失恋して、 原稿用紙一枚分で夢を抱き、原稿用紙一枚分で夢破れる。 原稿用紙一枚分で友を得たり、は…

高校生活最後の文化祭を間近に控えた野田紗和は、準備をしながら記憶を振り返っていた。 自分のこと、友達のこと、そして、彼女にとっての、天使のこと。

『白銀色の髪を持つバーバラは明日に成人を控えた人魚の女の子。 その髪ゆえに友達もできず人魚の世界に居場所がないと感じていた彼女は、大人になる前日にならば人間になれるという言い伝え…

少し抜けてる貴方が言ったそれは、間違っていたけど私の中ではそれが正解になった。

人間、いつ死ぬかなんて分からない。 それが当たり前。 死期は、分かるべきじゃない。

『君と、先輩後輩じゃない関係になりたい』 前に書いた『先輩。』という小説のアンサー的な感じです。

数か月前から起きていた強姦事件 被害者の胸の上にマスカットを残していくその特徴から犯人はマスカットと呼ばれ、何度罪を犯しても捕まらない逃げ足から皮肉なことに崇拝すらされていた。 …

僕の彼女は声が出ない。 可愛い顔なんだから、話せたらきっと美しい声だろうに。

3月9日、卒業式。 着慣れた制服を身にまとって、家を出た。 今日私は少しだけ、大人になった。 (進学先の関係で離れ離れになる幼馴染の話。)

最近やることなさすぎて暇なのでエッセイ？日記？みたいなの書くことにしました！暇な人ぜひ読んでってー！ (これはフィクションです。) (最後まで読んでほしいです。) (思いつい…

誰も寄せつけない美しさに惹かれた僕が愛を告げると、「私を殺すのか」と彼女は言った。 勢いで書きました。愛愛煩いです。

ずっと真面目に生きてきた私と自由を生きる君。 （生きる世界が違うって、言いたくないな。） 真面目な女の子と自由な男の子と、2人を取り巻く世界の話。 （世界は大袈裟だったかも…

水が嫌いな温水と結構馬鹿な田中と名前を覚えてもらえない宮西の話。 ジャンルが分からない。 タイトル長くしてみた。

宇宙人？俺からすれば君らが宇宙人なんだけどな。 ある宇宙人(仮)とちょっとおバカな少年の話。

都市伝説の通りに動くと、30分だけ過去に戻れると聞いた俺はその通りに動いてみることにした。

高校の近くで開催される弥生祭りに、数えるくらいしか話したことの無い女の子と行くことになった。

ネイルを塗って気分がいいので書きました。上手く塗れないとちょっとストレスだけど上手く塗れると心ウキウキ！

四年に一度のこの日、全く気にしていなかった僕に起きた、ちょっと不思議な話。

ファンは所詮ファンでしかないのか。

やたらと藍を好むアイの話。 実はちょっとだけイメージカラーにこだわってたり。

卒業の時期なので。 関係ない話だけど、もっと先輩と仲良くなりたかったなあ。

ここ一週間、ずっと微熱がひかなくて、寒気もずっと治まらない。 微熱だから休むわけにもいかない。 どうしたら治るんだろう。

大好きな先輩が告白をされたらしい。 俺と同じクラスのあいつだ。 俺らの代で有名な可愛らしい子。 先輩、付き合うのかな。 絶対に俺の方が先に好きだったのに。

バレンタインだって。 台詞だけです。

名も知らぬ貴方を、ただ待っている。

眉を垂れ下げて情けない顔をしたパグに、 「おはよう」 と兄と同じ声で挨拶される私の身にもなってくれよ。

半月の夜、寒さに震えながら歩いてたどり着いた先。そこは、月のうさぎのお気に入りの場所でした。

貴方への想いは降り来る雪のように、積もっていったのでした。

隣の席の森くんは、眠ってばかりの美男である。 隣の席の森くんは、頭が良い。 隣の席の森くんは、教え方が上手い。 隣の席の森くんは、寝顔がきれい。 隣の席の森くんは、___…

見かけるといつも彼女は走っている。 周りのもの全てを、僕を置いて、走っている。

波乱。 僕らの波を乱してはいけない。 乱れてはいけない。

全力で忘れようとするけど全身で君を求めてる。 とあるバンドの曲を聴きながら書きました。

「『今日は本当についてないな』なんて声が聞こえてきてもたら、もうユメの出番しかないですね！」 って、いったいなんの冗談だ？？ これは、夢のような、ユメの話。

初めての恋だったわけでもなければ、最後の恋だったわけでもない。 ただただ忘れられない、私の恋の始まり。