導きの糸 第二話を公開しました。
よろしければ覗いてみてください。
https://kakuyomu.jp/works/16817330650223946390/episodes/16817330650458325344今回も語ります神話裏設定。
というか、そもそもディオニュソスとアリアドネについて。
ディオニュソスはギリシア神話でお酒(葡萄酒)や豊穣、酩酊などを司る神様です。
父親はゼウス、母親はテーベの王女セメレで、ゼウスの正妻であるヘラにかなりひどい目に遭わされている印象が強い方ですね。
一方、アリアドネはクレタ島の王ミノスと王妃パシファエの娘です。
ミノスはゼウスの息子、パシファエは太陽神ヘリオスの娘なのでアリアドネも半分くらいは神の血を引いているんでしょうね。
さて、ここからは話を物語に戻して、アリアドーラの家族についてちょっとだけ説明。
アリアドーラは両親と妹の四人家族でした。
父は1860年代の後半にデパート経営を始め、経営は順調でした。
でもある時、中産階級を快く思わない貴族に嵌められ、倒産を余儀なくされます。
父はその後、自分を嵌めた貴族のもとに出向き、そこで煮殺されたとか…。
※神話でのミノス王の最期と同じ。熱湯を浴びせられて殺されるとか、怖すぎる……。
一家の長が居なくなって困った母は苦悩の末、縁のあったある家にアリアドーラを嫁がせることに決め、彼女の回想に繋がります。
イラストは居場所を貰えて喜ぶアリアドーラです。
ということで、縁を紡いだ二人の物語、引き続きお付き合い頂けますと幸いです♪