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稲荷狐のコンコちゃん解説室⑦維新電信

「稲荷狐となまくら侍」
 ちょっと多めの3部構成となりました。

 今回は電信がテーマでした。
 こちらをご覧になっている、インターネットなど電気通信の夜明けです。
 1854年、ペリーから蒸気機関車の模型とともに贈られた電信機で、1マイル(1.6km)の電信線を用いて実験をしたのがはじまりです。
 実用化は明治2年(1869年)。横浜燈台役所〜横浜裁判所間にはじまり、それが東京へと伸ばされて電報の取り扱いが開始されます。
 明治政府は電信網の普及に力を入れ、数年で全国へと張り巡らされます。
 明治4年には長崎〜ウラジオストク間に海底ケーブルが敷かれ、明治6年には東京〜長崎間がつながります。
 ウラジオストクからヨーロッパ、大西洋海底ケーブルを介してアメリカまでの通信網が整備されることになりました。
 この物語の後に起こる西南戦争でも電信は活躍、政府軍の勝利に貢献します。
 通信が大事なのは、今も昔も変わりませんね。

 しかし明治6年時点で東京〜ヨーロッパ〜アメリカの通信網が完成していたって、凄いなぁ。
 明治って思った以上に江戸時代の雰囲気が残っていながら、思った以上に先進的なんですよね。
 

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