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最強の鑑定士203話オチ部分の小咄。


本編203話「文殊の知恵で人工魔剣を作れます?(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885293371/episodes/1177354054892466490)」でカットした、ナレーション部分の小咄。
悠利から、アリーさんにお説教されたという話を聞いたブルックさんとレオーネさんが、アリーさんをからかうお話です。
テンションが楽しかったので、会話文だけ書いてみました。
安定の大人組。




悠利:っていう感じでアリーさんに怒られたんですよねー。珍獣扱いされましたー。
レオーネ:あら、ひどい言い草ねぇ。
ブルック:まぁ、あいつは口が悪いからな。
レオーネ:だからって、こんな可愛いユーリちゃんにそんな言い方はないと思うわ。
悠利:でも、アリーさんが僕のことを心配して怒ってくれてるのは解ってるので、大丈夫ですよ。
レオーネ:ユーリちゃん、良い子ねぇ。
ブルック:そうだな。ユーリは良い子だ。
悠利:ありがとうございます?


レオーネ:まったく、貴方も心配しているなら心配しているで、普通に言いなさいよ。
アリー:いきなり湧いてきて何の話だ。
レオーネ:ユーリちゃんのことよ!あの子を心配しているのはバレバレなんだから、今更照れ隠しの悪態なんて必要無いでしょう。
アリー:ヲイ。
ブルック:仕方ないだろう、レオポルド。アリーは恥ずかしがり屋なんだ。昔からな。
アリー:ヲイ。
レオーネ:そうよねぇ。昔からそうなのよ。他人を心配するのが恥ずかしいのかしら。素直に言えば良いのに、困った男だわぁ。
ブルック:まぁ、そういうアリーだと解っているだろう?
レオーネ:えぇ、勿論よ。そんな素直じゃないところもアリーらしさよねぇ?
ブルック:そうだな。素直じゃないが、結局全力で守りに入る過保護なところがアリーらしい。
レオーネ:まったくだわ。
アリー:お前ら、いい加減口を閉じろ……!
ブルック:何故だ?本当のことだろう?
レオーネ:そうよ。本当のことじゃないの。ユーリちゃんも解ってたわよ。
ブルック:そうだ。相手にちゃんとお前の優しさが伝わってるんだから、良いじゃないか。
アリー:ユーリーーーーーー!!!!!

悠利:ふぇ!?な、なんですか!?
アリー:お前あの二人に何を言った。
悠利:何をって、別に、特別なことは何も……?
アリー:それで何であの二人があんなんになってる!
悠利:あんなんって……?
ブルック:ユーリ、気にしなくて良いぞ。アリーは照れ隠しをしているだけだ。
レオーネ:そうよ。アリーはね、自分が優しいって知られるのが恥ずかしいお年頃なのよ。うふふ。
悠利:……はい?
アリー:お前ら、いい加減にしろ……!
ブルック:そう目くじらを立てるな。本当のことを言っただけだろう?
レオーネ:そうよぉ。ユーリちゃんから聞いたお話で、貴方が相変わらず過保護だって再確認しただけじゃないのぉ。
アリー:やっぱりお前が原因だろうが!!!
悠利:何で僕怒られないと駄目なんですか!?


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