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フール・サイド・フェスティバル

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882659466/episodes/1177354054882735653
山岡が扉を開ける。すると眼前には広大な草原が広がり、草花をかき分けて清涼な風が頬を撫でた。

「す、すご」

感嘆の声をあげようとしたその瞬間、地面を揺るがす程の歓声が轟き目の前で数多の兵士達が槍をぶつけ合い始めた。
戦争である。中世の戦争を思わせる泥臭い騎士達の殺し合いが始まったのだ。

山岡はそっと扉を閉じた。

「しばらくここから出ない方がいいね」

一同は一斉に頷いた。

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