小説、同人誌製作など色々としています。 ホームページも運営中。 http://www.cwo.zaq.ne.jp/bface700/top.html よろしくお願いします。
ネットでひっそりと生息する物書きのはしくれ。 仮想戦記、歴史小説、経済小説、政治小説、ハードボイルド小説書けます。エロい事も呟くので注意。『現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変3』オーバーラップノベルスより8月25日発売しました。 http://lit.link/hokubukyuushuu 仕事の御依頼はDMまで
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春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
清く正しいカフェインの導きがありますように。 ラーメン。