梅雨は、2人の一時の憩いの瞬間
雨の囁きが2人の会話を繋ぎ止める
雨の雫が傘の下を絶対的な空間を創り出す
雨の空が2人の顔を覗かせ、お互いの関係を探り合う
雨の温度が2人の体温上げ、距離を縮め肌を寄せ合う
雲が割れ少しづつ雨空から太陽の輝きは2人の時間に水を差す
2人は今までのことに頬を染め合い瞳でお互いを見つめ合うこの先のことは深くは考えてはないが何気ない会話を軽くし恥ずかしながら傘を閉じお互いの心拍数の高鳴りは無言の一時が創り出す
帰り道は違った、この時間、この空、この場所で
また会おうと言葉交わさなかったがお互いに刻み込む
雨は傘で憩いを作り音で会話を繋ぎ空でお互いを覗かせる
雨はもしかしたら夫婦、恋人、知人の知らない何かを繋ぐ時間なのかもしれない