三鹿ショート

良い結果が待っているのならば、過程がどれほど辛くても良い。

彼女のためにも、私は尽くし続ける。

変わってしまった彼女を、誰が責めることができるのだろうか。

平和が訪れる瞬間は、この世を去ったときだろう。

本音を吐けば、破滅が待っているに違いない。

同じ失敗を繰り返す人間は、愚かである。

一度きりの人生ならば、諦めることも出来たのだろうか。

悲鳴というものが、悪いものばかりであるということはない。

良い話には、裏が存在すると考えておくべきだった。

この血筋の人間として誕生した時点で、私は終わっていた。

願いが叶った後は、どのようにして生きれば良いのだろうか。

悪事に手を染めていなければ、この災難は無かった。

耐えることが、正しいときもある。

彼女には、悲しむ姿は似合わない。

証明しなければ、虚言と同義である。

欲望を満たすためならば、時間を惜しむことはない。

人生において、恵まれているなどと思ったことはない。

後悔したところで、私には何も変えることはできない。

好物だとしても、それだけを一生食べることは不可能なのではないか。

彼女の安全を思えば、家の中で過ごすべきである。

私の人生は、彼女のために存在している。

私が素直だったならば、良い未来が訪れていたのだろうか。

この世を去ったからといって、終わりではない。

規則を守らなければ、生きることはできない。

私と彼女の関係は、終わってしまった。

裏切った人間こそ悪であり、報復したところで問題はないはずである。

彼女にとって私は邪魔者だが、他者にとっては必要だった。

私が存在しなければ、彼女はどうなっていたのだろうか。

かつての彼女が今の自分を見れば、どのように思うのだろうか。

置いて行かれる人間は、幸福か否か。

彼女が永遠の愛を約束してくれたとしても、何の意味も無い。

需要が存在する限り、この商売は続く。

相手の言葉に従っていれば、悩むことはない。

明日が訪れることがないのならば、今を生きるのみである。

弟に泣かされてきたとはいえ、裏切っても良いということにはならない。

停留所で出会った彼女は、全てを語った。

駄目な人間である私を、彼女は支え続けてくれている。

人生が悪い方向へ進んだ原因は、彼女に違いない。

私が彼女と特別な関係と化すことは、無い。

本当のところは、彼女はどのように思っていたのだろうか。

見下される人間にも、必要なものが存在している。

露見しなければ良いという話では、納得することができない。

己の常識が全ての人間と一致するわけではない。

誰かが喜んでくれると、私も嬉しくなる。

家族を人質にされてしまっては、従わなければならない。

我々にとって、他者とは踏み台に過ぎない。

知らないことが幸福である場合も存在する。

周囲の人間は傷ついているが、何故私は無傷なのだろうか。

この世から去ったはずの彼女が、何故存在しているのだろうか。

何であろうとも、露見しなければ無いことと同義である。