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生存確認確認 疾走する羊とアストロノーツたちⅣ更新です

更新と覚え書きのご報告です。少しのネタバレあり。
今回は牡羊座に擬えたギリシャ神話の羊のお話でした。
その中でも最も有名なプリクソスの物語です。

このお話にもいくつかの源流や支流があります。例えば、コルキスまで逃げることに成功したプリクソス。

黄金の毛の羊をゼウスに捧げ。その羊毛の皮を当地の王アイエテスに贈った。この黄金の羊毛は、ギリシャ神話の別の話である。イアソンが率いるアルゴナウタイの物語でも秘宝として登場することになる…というものです。

これは作品を書いている私には信じ難いものでした。なぜ自らを窮地から救った羊を生贄に。しかしギリシア神話というのは御存知の通り。非常に理不尽なことがしばしば起こるもの。そしてカオスでもあります。

自身が父から神への生贄にされかけた。
そのプリクソスもやがて王となる。

今度は自分が父と同じことをする愚行。
繰り返す人の歴史を鑑みるかのように。
そこに寓意を感じぬわけでもありません。

しかし私は本作に掲載された物語を信じ選択しました。
神話の解釈というのはそういうものかとも思います。

神という存在が人の歴史に現れる前。
そこには善と悪の概念など存在せず。

眩い光を浴びてこそ闇や悪も生まれた。
人は神話よりそれを学んだとされます。
私もこの神話を読み解きながら。

新しい物語を紡いで行きたい。
そのように思いました。
人皆そうであるように。

多くの心ある作家さんや読者様との交流も含めて。
ひとつの確信を持って今回の章を書きました。

私が心より尊敬する作家様方。

私には満天の星のようであります。

どうか多くの読者様。
拙い私の作品を通じてでも。

夜空の星を辿るように。
星と星を繋ぐように。

言の葉の紡ぎ手と巡り逢えますように。
美しい星の光が降り注ぎますように。
あなたの神話となりますように。

心から願っております。

古の王でも神話の神にでもなく。
龍と少女の絵画に深く頭を垂れつつ

お読み頂きましてありがとうございます🍀(六葉翼)

ナポリ国王考古学美術所属の絵画「プリクソスとヘレ」にてフレスコ画を検索出来ます。そしてノベルアップ版に頂きました九籘朋さんのレビューには作品の絵画を頂いております。驚くべきことに本作黎明期に頂いたものです🍀創作には往々にしてこのようなことが起きうると。もしご興味がわきましたら。九籘様の絵だけでもと思う所存です。今までにない近況報告となりました🍀



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