あかりの双子の妹が店に入ってきてひともめする回です。
年が明けて早々、ひまりが店に来ます。一卵性双生児なので、顔はそっくりです。骨格も似ているので声も似ています。あかりに化けて行ったのは、言わずもがな自分の方に和也の気持ちを傾ける為。全然傾きませんでしたね。
ひまりは和也がどんな男なのかを見るのと、ひっかけられないかという気持ちと、あかりを和也から奪い返す目的があります。そのため、ひっかかって食ったあとは捨てる予定でした。とんでもねぇなと思います。
障害者と聞いていたものの、和也の発達障害はほとんど表面に出ません。黙って座っていればバレないのです。黙って。座ってればの話。
喋ればボロが出るので、本編でもひまりは和也との会話で違和感しか持てませんでした。目を合わせなかったのも、違和感の原因かもしれません。
ひまりはあかり同様、一般家庭で育っています。自分と同じような生育環境だったので、あかりにこんなわけのわからない男は無理と思い、「あかりから普通の幸せを取り上げないで!」と怒鳴っています。それに対し、和也は「僕の持ってるものを、全部使いきってでも。彼女は幸せにする」と回答。これが和也の気持ちの全てです。元々手札が少ないので、戦えるものをフル活用するしか手段がありません。そのため、結果が出なければそこまでと思っており「結果が出なければ、俺のことは煮るなり焼くなり埋めるなり好きにしてもらって構わない」とも言ってます。
この時点で、和也の中で既にあかりは守るべき対象となっているのです。
その割に、ひまりが帰った後抱きしめてほしいとあかりが言ったら、恥ずかしすぎてしっかり拒否。大事な人でも無理なものは無理なのです。
ここからは小話になります。
あかりが店に来たのは、ほかならぬひまりからの宣戦布告ラインを確認したからです。すっ飛んできてます。
「彼氏見に行ってくるね♡」
こんな感じのラインだったと思っていただければと思います。本編でも触れていますが、ひまりはあかりの彼氏を横取りしたことが多々あるような面を持ちます。仮にひまりに彼氏がいても、あかりの彼氏は横取りして食って捨ててます。マジでとんでもねぇなと思います。
あかりがすっ飛んできたのは、ひまりに和也を取られるからではなく、和也がパニックになったり攻撃に対して受け身になってダメ―ジをもろに食らっていなかったか心配だったからです。
和也は異性に対する欲がうっすいので、ひまりになびくことはおそらくないと踏んでいました。その反面、イレギュラーが重なると精神的に追い詰められて崩れやすくなります。そこを危惧してすっ飛んできたのです。