いろいろ詰めたので少し長めになりましたが、複数の場面の展開があり、それぞれに山を作っているので、ダラダラ感は無いと思います。今回、アナリストとか、本作の世界観で、重要なピースが出てきますが、中でも私が書きたかったのが、ヴァンホースです。昔読んだ安彦良和先生のファンタジー小説で、ドール(鋼馬)と呼ばれる機械の馬が登場するのですが、そのネーミングのうまさに、やられたと思いました。アサファンの世界観では、馬は、戦闘用としては役に立たない設定なので、ナイトが活躍するには、非常に強固な馬が必要なのです。そのネーミングを、竜馬とか、いろいろ考えたのですが、どうもしっくりこなくて、ようやく、ヴァンホースという名を思いつきました。これは、手前味噌ながら、なかなかのネーミングだと自負しております。
さて次章では、構想では、マユラと並ぶ、もう一方の主役となる人物が登場します。マユラとはタイプの異なる、優等生でイケメン、腕っ節も申し分無しの、キレキレのヒーローです。お楽しみに。では、読者諸氏のご健勝であられんことを。