「最強チートスキルで楽々魔王を倒した俺、悠々自適な異世界ライフを送る! はずだったのに」の連載が始まりました。
「異世界転生チートに反旗を翻せ!」では描かれていないエルメス側の視点で物語が進んでいきます。
これについて、解説していこうと思います。
第一話 最低な死に様、最高の展開
天月遥人が雷に打たれて天使に導かれ、異世界に転生するまでの話になります。
クズ度を上げる為に、親の財布から金を抜いても罪悪感すらもたない、人を愛したことがないので、分け合う気持ちが理解できない、天使が少女の姿をしていただけで途端に性的な目で見る、神をアイテムに平気で変えてしまう。といった性格にしています。自分のものは自分のもの、誰にも渡さないという面を強く押し出す書き方をしています。
社会人経験がないので、目上の人を敬うことを知らず、また神様が老人の姿をしているので、舐め切った態度をとらせています。神の方も手違いで殺しておきながら謝ってはいない(自分の非を実は認めていない)ので、お互い様なのですが。
「どうにかならねーかな、俺の人生」というセリフは、陽介と同じものです。どちらも人生が好転しないかなと待ちわびていて、最初は似たもの同士だったというわけです。陽介は自分と仲間を信じ好転させていくのですが、遥人はただ与えられ得にならない行動はしない、という違いが出てきます。
没落貴族にしたのは、その方がなろう系主人公っぽいからです。本当は失格とか底辺とか追放とか最弱とかFランクとかも入れたかったのですが、盛り込み過ぎはよくないと思い、没落貴族に留めています。
今回はここまで。ではまた次回