一応、大体のところは書けたと思っています。
こんな生育歴を持ちながらもやさぐれずに生きてこられたのは、家族のおかげだと感謝しています。
最近知ったんですけれど、ウラジミールナボコフの「ロリータ」は日本では絶版になっているようです。
わたしの立場からはもちろん不愉快な小説ですが、ひとつだけロリータに去られたハンバートがその衣類に「人魚の涙を流した」と言う表現が詩的で名訳だと思っていたんです。
けどこれ、原書を読んだ方におうかがいいしたんですけれど、merman’s tears、つまりマーメイドの男性形。
何てことのない直訳だったんですね。
乙女おばさんのロマンがまたひとつ崩壊しました。