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『ユートピアの庭師』連載開始

SF短編集、『ユートピアの庭師』の連載を開始しました。
本作では「近未来」をテーマに様々なアプローチで「より良い社会」とか「調和」とか、何かそれっぽいものを描く予定です。

まず一発目は瀬海さんとの共作にあたるものを載せました。
もともと瀬海さんとは過去のやり取りで「アイディアはあるんだけど自分では書けなかったやつ」をいくつかお送りして、その中で「爪が貨幣となる社会」を選び短編を書いていただきました。そちらは『打擲のカデンツァ』というタイトルで、内容も全然違います。
ちなみに打擲は「ちょうちゃく」と読むみたいです。打なのにちょうと読ませる感じが難易度高い。

それを読んで僕もインスピレーションを得られたので、カデンツァを下地に自分なりの解釈を交えて全く別のシナリオを作り上げました。

作者が二人いれば、同じ設定でも全く別の物語が出来上がる。面白いものです。

今回は「完璧な社会構造は成立するのか」というところから、結局人間同士でシステムをグズグズに壊してしまうよねってオチにしましたが、次回以降はまた全然別の話を書きます。

SFとは言っていますが、学のない人間なので大した奥深さは無いと思います。僕の場合は「何そのアイディア……」ってドン引きしてもらう事が全てだと思います。
他では中々見られない、意味不明な設定が唯一戦える武器だと思っています。
「爪が貨幣になる」とか当時の僕はどこで思いついたのだろう……。

そんなわけで、色んな近未来のお話をライフワーク的な感じで書いていこうと思います。ただ最後に書く話は何となく決めてありますので、全然ユートピアな話書かないのに『ユートピアの庭師』ってタイトルにした理由はいずれ明かされると思います。
当初『ディストピアの庭師』にしていたのですが、ユートピアの方が捻りがあって良いかなって。

それではまた。

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