本日も『覚醒器官』更新しました!
第一章完結は3月になるかと思っていましたが、存外早いペースで進められた為、2月中に終わりそうです。
ふと考えたんですが、物語を書くときに書き手はどうやって文章を構成しているのでしょう。
僕個人の推察では、「視覚的構成」、「聴覚的構成」、「意味的構成」の三種類は確実にあるんじゃないかと思うんです。
視覚的というのは文章そのものの視認性を重視するやり方。例えば文章としては良くても、句読点の位置による前後の文章量のバランスを整えるとか、改行によって文頭が「ゃ」とか「ー」になるのを避けるとか。
あとは段落をわざと変則的にして、カット割のような演出をするなどでしょうか。
あ、あと特定の何行かの文字数を揃えるとか?
やたらめったら改行しまくって、最後の一行でオトすってやり方、ケータイ小説全盛期に流行りまくりましたね……あれも視覚的といえば視覚的。まぁ読み手からすりゃウザいだけですが……。
聴覚的というのは、詩的な表現とも言えますね。音読したときのリズムで調整するタイプ。
七五調にしてみたり、とにかく読んでいてリズムよく読み進められる文章にするのがこれに当たるかなと思います。
意味的というのは一番ベーシック。読みやすさと表現力のバランスを保とうとする書き方。視覚的とか聴覚的とかあんま拘らず、とにかく書きたいものが出来るだけ伝わるよう、文章の意味に注視して書くやり方。
他にも色々あると思います。たぶん。
何でこんなん考えたかと言うと、僕の場合視覚的演出とか聴覚的な文章作りにすぐ逃げがちなんです。
でもそれなら、他の人って文章書くときどうやって考えているんだろう、というのがきっかけでした。
文章作るの難しいです。常に試行錯誤で、満足できることは中々ありません。だからこそ楽しいのです。
より良い文章で伝えられるよう、今後も頑張りますね!
それではまた。