近況ノートをもうちょい活用しようと思った今日このごろです。
さて、ふと考えたのですが、タイトルの付け方ってマジで難しいなと思うんです。
僕の二大苦手な要素が「タイトル」と「あらすじ」です。
あと「長編の最初の章」とかも苦手。全然二大じゃない。
で、タイトルについてなんですが、いつもテキトーすぎるなと思いまして。
とある企画にエントリーするにあたり、かなり前に書いた短編をちょっとだけ手直ししたんですけど、まあ章ごとのタイトルが適当。
片方に関しては全部曲名っていうね……。
ちなみに近況ノートのタイトルも曲名が多い。
章のタイトルなので、まだそれくらいの遊びはあっても良いかなと思うんですが、作品のタイトルはさらに難しい。
今一番気合を入れてる『覚醒器官』はタイトルから出来上がったようなもんです。
理由は単純、『虐殺器官』という死に繋がる概念が書かれているなら、逆に生に繋がる概念を書いてみよう。
ただそれだけです。
もちろん色んな作品や画集などからインスパイアされていますが、作品の根底にあるのは「生を呼ぶ概念」です。
初長編である『紅心中』は迷いました。
ある日ふと、『曽根崎心中』ってめちゃくちゃカッコいいタイトルだよなって思って、それじゃあナントカ心中で一本書いてみよう、が始まりでした。
が、プロットを組むにあたって『紅心中』にするか『紅地獄』にするかで悩みました。
構想当初はもっと手前で終わる予定で、心中要素が殆ど無かったからです。
でも心中でとりあえず書いてみるか……って始めたらキャラがうまいこと動いてくれて、チャプター2くらいでチャプター5以降の展開が生まれました。
なので『紅心中』の方を選んで良かったと思います。
短編だと長ったらしいのがいくつか見られますが、一時期ああいう付け方を好んでいました。
でも『半透明は黄金色に進化する』は我ながら上手いタイトルなんじゃないの? と今でも思います。
キャッチコピーやあらすじについても、苦悩やこだわりをノートにこっそり残しておこうと思います。
それではまた。