どうも、めいき~です。(´・ω・`)
修理屋秘密工場のアクシスのお話は如何でしたでしょうか?
一応、今日の更新を持って最終話になります。
作者的な裏話として、あとがきにお付き合いください。
箱舟のラスボス、エターナルニート・エノには複数の意味を持たせてあります。髪の色がカラーセラピーだったり、彼女の使う技が全て歴史強者(メモリアルソルジャー)だったりと。
じゃなんでこの神様は「努力したり」「好きな事をする」のを見るのが好きなのか?
これはずばり人生における問題解決の話になります。
「仕事」「交友」「愛」大体がこれに分類できる。(これを定義した人がいるんで興味がある人は検索してみてね)
人が成長するには「問題を解決」していくほかないんですよね。
エノというのは、この世にはびこるシステムでもあります。人が年を取ったり病に倒れたり金というの自然発生や生物が営みでつくり上げたシステムの集合体。
だからこそ、金と感情コントロールの邪神の長老でさえ「エノというシステムをなにより恐れる」訳です。システムの中にいる生物が、システムそのものに勝てるわけないから。どんな数値も集計して、書類になって指示を出す人が見るまでには一週間とか日にちがかかります。エノみたいに、世の中全てをリアルタイムで瞬時に把握して手がうてるわけではありません。
これも踏まえて、ヴィントレスという話を見てみると。
アクシスは最初から最後まで、叩きあげ努力をし誰かの為に頑張っています。
エノは最下層フロアで、ちゃんとアクシスの努力している様子や何を思って今まで生きているかを最初から最後まで見ていた訳です。
エタナちゃんは最終話で何て言ったでしょうか?
「全ての仕事は尊い」、これは全ての仕事に従事する全ての命は尊いという上の人生観に繋がってくる訳です。すなわち、交友(良い友)愛(好きな事や人を想う)そして仕事(今作では修理等)。システムであるエノは、一貫してそう思っています。でも、あらゆる国や人は必ずしもそうじゃない。それは、怠惰の箱舟でもいろんな短編の中で色んな人の思惑をのせる事で表現をしたつもりです。
成長は尊い、如何なる意味をもってしても。私は、そう思います。
才能が無い事より、学歴が無い事より、感情が無い事より、お金が無い事より。
何にもなくても、成長が無いよりずっといい。
例え、ナメクジの百分の一以下の速度だったとしても。
「成長の無い奴が一番ゴミ」だと私はそう思います。どんなに歩みが遅くとも、成長があれば尊いのです。努力と成長はイコールじゃない、それを勘違いしてる人は多いけど。
だからエノは簒奪し、支配し、どれ程の力をもっていて誰からも敬われていても自分の事を屑だというでしょう?(笑)。アクシスは、ちゃんとその仕事や心の成長が世間に認められたから。
最期に、ここまでヴィントレスを読んでくださった方々本当にありがとうございました。
またの~(/・ω・)/
追記:狙撃というのは標的を倒す為に耐えに耐え、唯ひたすら待ち続けそして倒したあとも走らず慌てず消える様に下がらなくてはいけません。
だからこの作品のタイトルは「ヴィントレス」という狙撃銃の名がついています。