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【投稿開始から約半年経ちまして】

【投稿開始から約半年経ちまして①】
 常日頃からの応援ありがとうございます。

 投稿開始と言ってもこの作品ではなく私のカクヨムでの投稿開始が半年です。
 さて『引きこもりVTuberは伝えたい』の作品の関して。
 まあ制作秘話的なものです。

 最近の新章スタートで急な歌手と声優デビューの展開。
『もしかして作者迷走してきてない? VTuberから離れている』と思われてしまうかも、と懸念があったので書いておきます。

 初期構想通りです。

 配信を軸に話を展開する流れは変わりません。
 第四章は少し特殊構成ですが。
 この作品は主人公の成長モノ。
 でも裏テーマに『VTuberの大衆化』があります。

 実は虹色ボイス事務所の原案がテレビのオールスター感謝祭なんですよね。
 季節ごとの1クールのアニメが始まる前に全て深夜アニメ関係者と主要声優が集まって放送予定のアニメを紹介するお祭り番組でもあればいいのに。
 本当にやるとしたらチャンネルはいつでも見れるようにネット。
 司会は利害関係の薄いVTuber。
 そういうことばかりしているチャンネルは存在したら面白いかも。
 そう思ったのが虹色ボイスプロジェクト(当時)の原案です。
 結局その原案はまとまらず設定と舞台だけ引き継いだのがこの作品。

 さて『大衆化』とは『知名度が高い人気者』みたいな意味ですが、もっと商業的に『多くの分野で広告塔として使いやすい』ということです。
 企業案件が取りやすいとも言えます。

 大衆化の成功例として。
 配信者ならヒカキンさん。
 音楽なら米津玄師さんやYOASOBIさん。
 漫画アニメならば鬼滅の刃、ドラゴンボール、ワンピースなどですね。
 ドラえもんなどの国民的アニメも大衆化の代表格です。

 まあVTuberの大衆化が必要なのかと言えば実は現状はあまり必要ありません。
 VTuberに関しては大きく三つに分類されます。

・タレント型。雑談や時事ネタ。自分で企画したりする多種多様なタイプ。
 動画投稿が主でVTuberが出たての頃の主流です。

・アーティスト型。音楽やイラストなどアバターと動画以外の作品を残すタイプ。
 イラストベースのアーティストなどは今もいますね。
 最近はライブなども活発ですし、VTuberというより音楽業界の流れかもしれません。
 ただアーティストが音楽を発表するだけでなく、自分のアバターとチャンネルを持って広報力を持つ。
 そんなアーティストが大量に集まればそれだけで市場を形成できます。

・ゲームストリーマー型。言わずと知れたゲーム配信やゲーム大会などをしています。
 現在の主流です。VTuberだけでなく世界的な主流です。
 市場規模が凄く大きくて言語の壁も超えやすい。単純にお金になるし、再生数も多いです。
 準備もお手軽。プラットフォームを整っている。生配信でリスナーも参加しやすく、勝ち負けや目的もはっきりして達成感も得やすい。喜びと感動が共有できて投げ銭も多くなります。
 あと海外ではゲーム業界の大会なども多くて宣伝費として投資もされて企業案件も多い。
 そりゃあ多くのVTuberがゲーム配信しますよね。

 この作品はタレント型とアーティスト型が中心でゲームストリーマー型は書きません。
 別にゲーム配信を嫌っているわけではありません。
 ちゃんと書くとe-sportsの話になります。それだけで一本書けます。本当に詳しい人や好きな人以外は敷居が高い気がします。
 ならばRPGで書こうとするとVRMMOモノになります。同じくそれだけで一本書けます。
 ジャンルが変わります。
 物語ブレますよね。

 あと問題点としてゲームしない層には届かない閉じた市場です。
 大衆化しにくいんですよね。
 世界をみるとゲーマー市場が非常に大きい。
 VTuber業界のゲーマー特化成長方針は収益的に正解です。
 別に私は今の流れに批判的ではありません。本当によくやっているなと思ってます。
 お金が稼げなければ活動が継続できないし、本当にしたいこともできない。
 海外展開とゲーム分野拡大の流れは正解なんです。
 ただ商業的に大衆化が発展型だとすると、ゲームストリーマー型は深化型の成長なんですよね。
 市場拡大の余地は大いにある。世界は広く需要がある。ゲームも新タイトルが出れば話題が尽きない。鉱脈は枯れていないので掘っていけば利益が出る。
 でも深化型で発展すると生存競争が激しくなるんですよね。
 人気も利益も集中しますから。
 次々新人が出てきて入れ替わりも激しくVTuberの寿命も短くなります。
 あとファン層もギスギスしやすくなります。

 大衆化の道があれば活躍の場所も枝分かれする。
 住み分けができて生存競争も緩やかになります。
 そんなわけで私は色々な活動をするVTuberの方が好みなんですよね。
 タレント型とアーティスト型のVTuberの大衆化をするにはどうすればいいのか。
 それがこの作品の裏テーマです。
 他の活動については設定上はすでに一期生で果たしており、アニメ業界に影響力を持ち、作中にも『オタク業界のポータルチャンネル』と書いてます。
 音楽は元人気グループの後継としてデビューする形で曲が一般人の耳に届く可能性を持たせました。
 主人公の声優活動も既定路線でした。

 まあどこまでもあの主人公はあのままブレることはないので安心してください。

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