公開は5/13の18:00
5分で読書コンテスト応募作品。
なんと「だれにも言えない恋」部門でジャンルが恋愛。
私にしては珍しくなんとラブコメですらない。
真面目で苦い初恋の話です。
普段は短編は練習や実験台として思い付きしか書かないのですが今回対象が小学校高学年から中学生とか。
初期案はこうでした。ミステリー部門です。
電車通学の中学生グループ。
その通学電車にはアイドル衣装を身にまとう筋骨隆々の女装したツインテールのおっさんもよく乗っている。
学生たちは学校サボってそのおっさんを追い駆けることに。
進むにつれて増える筋骨隆々の女装したツインテールのおっさんたち。
色もレンジャー五色そろっている。
驚愕の学生たち。
ついにたどり着く女装おっさんのアジト。
そこはジュリアナマッスルジム。
学生たちの尾行などバレバレだった。
迫りくる勧誘。
「君も女装が似合うボディービルダーを目指してみないかい」
うん……ホラーですね。ミステリーですらない。
個人的には「君も女装が似合うボディービルダーを目指してみないかい」の台詞は気に入ったのですが今回対象が小学校高学年から中学生です。
間違っても「筋骨隆々の女装したツインテールのおっさん」とか出しちゃダメですよね。
そのため初期案から真面目に作り直しです。
まず筋肉を削って、女装を失くし、ツインテールも解き、アイドル衣装も削って、おっさんを消去し。
ビターな恋愛を付け加えて完成しました。
久しぶりにちゃんと短編書いてみましたよ。
この初期案から改稿した作品がどんなものか興味を抱いていただけるならぜひ読んでみてください。