恐ろしい爆弾が投下された。
一晩明けて、私はあの人と何処かに向かっていた。
遠くを見ると、半分ほど水に沈んだビルが幾つも、
オレンジの炎を噴出しながら燃えているのが見えた。
歩けるところを探しながら、手を取り合い進んでいく。
ようやくたどり着いた部屋で休んでいると、
あの人がよく知っている、あのおばさんに呼ばれた。
何処かに行くように言われて、
また移動を始めると、白い雨が降ってきた。
肌に、灰色にも見える雫がいくつも降り注いでくる。
周囲の人たちが混乱しながら雨の当たらないところを探している。
あの人は微笑んで「大丈夫だよ」と言った。
白い雨はなんだか心地よかった。
そんな夢を見ました。
全員知らない人。