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【カク】今何が求められているか。--タイトル(題名)について

https://kakuyomu.jp/users/mediakisslab/news/1177354054902707013
たぶんこれのつづき。

友達のA君からタイトルについての話題があって、自分なりに気になったことをメモしてみる。

たしかに作品のタイトル(題名)は大事だ。作品の命、作品のイメージ、かっこよくいうと運命を決めるもの。

そして時代の流行(トレンド)はめまぐるしく変わる。いまの本屋のノベルス、あるいはラノベ(文庫)の棚。数年前とはがらりと変わってしまった。
ちゃんと統計をとっていないものの、物語の粗筋を示すような長文の題名が増えてきている。
その一方で、必ずしも短い題名、粗筋を示さない題名の作品が死滅しているわけではない--たとえば鬼滅の刃や、ソードアート・オンラインのように。

A君はタイトルを現代風に変更したとき、読者をつかめるのだろうかということを言っていた。

自分もカクヨムに出すにあたって、タイトルを変えたものはある。
「星の聖女のものがたりっ?」はもともと「スターシア(STAR SIAR)」というタイトルだった。
ただこれはいろいろと問題があり(中学時代につけたタイトルであり、その後”宇宙戦艦ヤマト”に出てくる人と同じだった--べつにまったく意図もなく)、
スターシア~星の聖女の物語→星の聖女のものがたりっ? に変わった。

話の中身は変わっていないが、1989年ころに書いたものと、今書いているものは書き方が原型をとどめていないほど変わっている。ちなみに、タイトルを変えようがわたしの作品はそもそもアレすぎて、PVに変化はない。
(読者企画に参加して、ほかに参加している人と交流していたら、単なる読みあい以上のPVが得られたことはある。それはまた別の話。)


みんながいま求めているものと、あなたがいま書いているものがマッチしたらそれはすごい市場価値が出るんだけど、その確率は低い。
おっ、と気を引くためにタイトルを「みんながいま求めているもの」に寄せるのはありだと思う。ただ、書き手のあなたが無理をして、背伸びしたり、ごてごてした着飾りで「いま求められているものもどき」を書くのは、(商業作家でないのなら)のびのび「カク」という観点からいけば、ストレスになるんじゃないかなと思う。

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