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スタンド

ジョジョの奇妙な冒険という作品に今更ながら履修している。
実家にいたときは父が連載当初の絵柄と内容で
「気持ち悪い」「見るんじゃない」というレッテル発言で見ることがなかったが
パートナーと6部をリアタイで一緒に見る機会があり生まれて初めて見た。
父が言うようなものでは無いとハッキリ分かった。
年代に合わせた絵柄、世界情勢ネタ、2部最終回のジョセフの日本人への皮肉ネタ
全て「人間讃歌」という作者の美学だと思った。

一番心に響いたのが3部からの「スタンド」という能力設定。
5部辺りから人格を持った性質もいてかなり面白いが、その中で
花京院とそのスタンドの幼少期の葛藤というものだろうか
どこか僕に似通った共感、いや彼から同情や情けに感じるものだろう。
僕にも自分にしか見えない創作の手伝いをする「語り部」「友人」のようなものがいる。
彼らには姿はなく、声だけ聴こえる。他人はこれを幻聴だと嘲笑うだろう。

今でも彼らは僕のそばにいる。
あくまで個人の見解だがスタンドは自分自身の鏡
精神を投影したイマジナリー・フレンドでもあると思っている。

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