先月26日にカクヨムデビューいたしました。
真宿豪々々(ますく ごうごうごう)と申します。
カクヨムデビュー作『ランベイビー、ラン』は、WEB短編賞にあわせた10000字以内の短編です。当初は8000字前後の予定で書き始めたものの想定以上に文字数がかさみ、シーンをひとつ削り、誤字脱字を直し、推敲をへて9800字超となりました。ぎりぎりであっても規定に収まってよかった……と胸をなでおろすと同時に、そういった調整はまあたいていはうまくいくもんだ、という楽観の通りにいった満足を感じながらの執筆終了になりました。クリスマスの夜のことです。
『ランベイビー、ラン』は寓話として書いています。テーマ全体がメタファーになるように書きました。というか、設定の段階でそう運命づけられたような小説です。
そしてエンタメを書くんだという気持ちを忘れずにいることができたため、これまで書いてきたもののなかで、いちばん楽しんで頂けるものになったのではないかなあと感じています。
カクヨムではまだデビューしたての赤ちゃんですけれども、小説を書き始めたのは2011年の頭からです。書くのを止めた時期や中断期間をいれて、もう今年で10年目になりました。作品数としては『ランベイビー、ラン』が10作目です。年齢は非公開ってわけではありませんが、とくに言おうとは思いません。ですが、いい歳です。
でも、なかなかPVがあがっていきません。おもしろいかどうかもさることながら、まず読んで頂けるかどうかって最初のハードルですね。そんななか、星を3つつけていただいた如月さんには感謝です。
年末年始のあれこれも過ぎて通常の生活に戻ってきましたから、どうやったら読んで頂けるかを考えたり、いろいろな方の作品をじっくり読ませていただいて、楽しんだり勉強させてもらったり分析なんかもこそこそとするかもしれません。
今年は、文芸誌の新人賞か地方の文学賞にも応募しようと思っています。家庭の事情など諸事情で長編を書くのはむずかしいですが、それでも書いて書いて書いて、読んでよかったなあと思ってもらえるものを生みだしたいです。章についていえば、さらに技術や文章力など、技巧面も見られると思っているので、そういうところも磨いていきたいです。少しずつであっても、どんどん創作能力があがるとできることが増えて楽しくなります。もちろん「こりゃ大変だぞ」「いやあ、こっちを選ぶと面倒くさいぞ」みたいな岐路に立つことはどうやっても避けられないことでしょうけれど、そういう場面を越え続けることで、自分自身にもよいリターンがあるのは間違いないですから、挑戦の気持ちは忘れずにいたいです。
とまあ、そんなところで終わりにします。
どうぞ、カクヨム第一作『ランベイビー、ラン』と作者である真宿豪々々をよろしくお願いいたします。