今回はChpter8の主敵にして
本作最後の敵となるテオドリック・ロットバルトの名前の由来について
『裏話その3』で語った、
アーガスの構成員は出身地を想像できるような名前を付けるという
ルールから外れる、その唯一の例外です
テオドリック・ロットバルトの「ロットバルト」とは
バレエ『白鳥の湖』に登場する、
王女オデットを白鳥の姿に変えた悪魔です
演出などによって若干の違いはあるようですが
基本的に劇中における行動の理由は全く語られない
ある意味不条理な存在として描かれています
同じようにテオドリックも構想の段階では
無人兵器を繰り出してハイドの日常を蹂躙しながらも
その動機は全く語られない
災厄の擬人化のような存在として
描く予定でした
しかし、彼の配下となる構成員たちを
"エキドナの子供達"の被害者として描き
また敵組織アーガスを縦の繋がりよりも横の繋がりで
引き立たせる方向で描くことが決まっていくにつれ、
テオドリックも初期設定からかけ離れていき
本日更新分で見せたキャラで固まりました
そんな彼がどんな結末を辿るのか
最後まで見届けていただければ幸いです
次回もよろしくお願いします