昨日2024年12月第3週の数字を出しましたが……ふと気付いたことがあって。
オリコンランキングに掲載のあった書籍全ての出版社とレーベルについて調べてみました。
一応可能な限り調べてみましたが、全部正しいという絶対の保証はないのでご了承ください。
ちなみに集計してるのは103タイトル。
9月第2週から12月第3週までの期間ですが、これには漫画やアニメ、ゲーム原作のものを除外している上、通常ラノベと認識されそうなものでもライトノベルランキングではなく他のランキングにいたタイトルがあるのに後で気付いたので、完全な集計を約束するものではありません。
詳細は添付画像をご覧ください。
左は出版社単位、右はさらにレーベル別にしたものです。
総数はそのままで、WEBというのはカクヨムやなろうなど、WEB投稿から出版された作品(受賞したかどうかは問わない)です。
通常のコンテスト(WEB以外)での受賞による出版はWEBには含まれていません。
で。
正直、圧倒的と言い切れるのがKADOKAWAのライトノベルにおける強さ。
まあ富士見ファンタジアとか電撃文庫とか、他レーベルを吸収してきた歴史というのがあるから当然とはいえるでしょうが、それでも圧倒的でしょう。
この偏りはあまりに顕著です。
言い換えるなら、これはKADOKAWAは『本を売るノウハウ』が強いということを示すデータだと思います。
もっと言うなら、書籍化というものを目指す場合、圧倒的なまでにKADOKAWAで出版してもらうのがいいということを意味します。おそらく売れる数が明らかに違う。
もちろん絶対ではありません。
例えば『転スラ』や『薬屋』などはKADOKAWAではありませんが、もちろん大ヒットしています。
ただ、そういう特異な例を除けば、基本的にKADOKAWAが圧倒的に強いのは明らかかと思います。
多分これには色々な理由があるとは思います。
販路や広告戦略など、老舗の出版社ならではの強さもあるかとは思います。
ただ、ここまで顕著な差が出るとは思いませんでした。
あとはほとんどが『文庫本』というスタイルであることも影響していると思います。
新書は大抵は1300~1600円くらい。
対して文庫本は多少幅はありますが、大体700~900円くらい。
千円札一枚で足りるかどうかというこの差は結構大きいでしょう。つまり純粋に『売れる数』が違う。
単価が高いのは、多分それだけ営利率は良いと思いますが、同じ内容だとしたら当然安い方がありがたがられるのは間違いないし。
売上(営利)を重視する出版社と、認知度(部数)を重視する作家の間に少し乖離があるのかも、という気もしなくもないなと思いました。
……今度オリコンランキングの集計要素に単価も含めてみますかね。
そろそろやりすぎという説もありますが(ぉ
真面目に有料のオリコンランキングデータが欲しくなってきてます。
いや、さっさと連載の続き書けという説もありますが(自爆)
ちなみに。
昨夜アップした『白雪姫の家族』はアップの2時間前から書き始めました(ぉぃ
そして今日アップ予定の『竜殺し』はまだ一文字も書いてません★(マテ)
(なのにこんな分析やってました……)
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カクヨムコンテスト10参加作品
●親友の勇者が魔王になってしまった件【ライト文芸】
https://kakuyomu.jp/works/16817330660454635503 異世界と思われる世界の勇者と魔王の物語。
主人公は前世の記憶として21世紀の地球の記憶があります。
基本毎日12:12に更新。
●転移直後に竜殺し【異世界冒険】
https://kakuyomu.jp/works/16817330660905115993 大学生になる直前の青年が異世界転移して剣と魔法の世界を冒険するお話です。
基本二日に一回、0時に更新。
現在第二部。舞台は……。
●フェイク――偽りの結婚から始まる伝説――【短編】
https://kakuyomu.jp/works/16818093088671817389 これに関しては以前『アイデアだけの場所』にあったものです。
それを抜き出して短編化しました。
単に短編でも一つくらい出したかっただけです……すみません。
下手に受賞されるとむしろ続き書けとなりそうなので困るとも。
まあまずありえないので気にしてませんが(ぉぃ
●白雪姫の家族【魔法のiランド(現代恋愛)】
https://kakuyomu.jp/works/16817330656060480073 超スローペースで進む年の差(八年)ジレジレ恋愛モノ。
最初ヒロインは高校一年生でしたが、今や大学一年です。
でもまだくっついていません(笑)
基本四日に一回、0時に更新。