昨日の鳥山明先生の突然の訃報には本当に驚きました。
いくら何でも早過ぎると。
まあ、本人も若い頃の影響で体の調子が……というようなことは実は仰ってたようで、高血圧とかいろいろあったのかなとは。
硬膜下血腫という事でしたし。
それでも本当に悲しいですし、急すぎます。
私にとっては文字通り青春時代……というと気恥ずかしいですが、実際中高生~大学の頃がまさにジャンプ黄金時代であり、その象徴と言える漫画の一つがドラゴンボールでしたからね。
今でもピッコロとの天下一武道会が終わった後の『もうちょっと続くんじゃぞ』からサイヤ人編にあっさり繋がったあれは覚えてます。
「ああ、ドラゴンボール終わるのかぁ」と思ったら……あれから何年続いたやら。
その後ドラゴンボールもホントに連載終えて、それでも各メディアで続きが描かれて、さらに作画は変わりつつもなおもコミカライズがされ。
それ以外にもドラゴンクエストのキャラデザをずっと続けてらして。
昨日のニュースの中で取材請けて方も言ってたのですが、あの時代の漫画家でも画力においても人々を熱くさせるストーリーという点においても、特に図抜けた一人だったと思います。
手塚治虫が漫画という娯楽の黎明期を創った人だとすれば、鳥山明をはじめとしたあの時代の人々は、漫画という娯楽が当たり前に人々の中に存在するようにした人という風に思いますし。
私の父などは『漫画は子供のモノ』という考えは明確にあって、全く読もうともしません。
別にそれがオカシイとは思いませんが、私たちは別に大人が漫画を読んでいても、やはりそれが『いまだに子供の娯楽が卒業できない人』とは思わないです。
かつて私が中高生時代、父の影響もあって少年ジャンプとかは子供の娯楽だと思ってたのですが、道端に停車してるトラックの運転席に、ジャンプが置いてあるのを見て『ああ、大人でも読むんだ。やっぱ面白いしね』と思ったものです。
実際、今の電子書籍の隆盛は、支えてるのはかつて漫画を読んでいた世代。
子供ではありません。購買力が違いますからね。
その時代を切り開いた一人が、鳥山明先生だと思います。
天国で手塚先生をはじめとした先達と共に、漫画の未来を見守って下さることでしょう。
心からご冥福をお祈りいたします。
で。
なんと声優のTARAKOさんも亡くなってたそうで。
こちらもびっくり。
なんとまだ63歳。
いくら何でも若すぎる。
ただ、こちらも本人は覚悟してたような発言もあるそうですが……。
だとしても、です。
63歳なんて、サラリーマンでもまだ仕事してる(最近定年は65歳)ですよ。
実際、私は今の仕事は前任者が定年退職(65歳)でいなくなるため、それを引き継いだのですが、その方はとても元気な方でしたし。
今時、癌を別にするとこの年齢での突然死って……と思わされます。
以前の元千代の富士関の悲報も驚きましたが、あれは膵臓癌でしたし……TARAKOさんは癌というわけでもないようですし……。
いずれにしても早過ぎる死に驚かされました。
ちなみに、おそらくほとんどの人にとってはTARAKOさん=ちびまる子ちゃんだと思うんですが……実は私は違うんですよね。
あまりあのアニメはみてなかったのもあって、どちらかというと『みかん絵日記』のみかんの声、というイメージが強いんです。
多分そんな人ほとんどいないのは承知ですが。
きっと天国で、あの独特の声で周囲を楽しませているのでしょう。
心から、ご冥福をお祈りいたします。