世の中にはこんなバカがいますよ、こんなバカになっちゃ駄目ですよ
って警鐘を鳴らす目的で描いたキャラが、読んでくれた人にとって
実際に警鐘になったと言ってもらえるのはうれしいねえ。
作者冥利に尽きるよ。
「ウェブ小説に狂った男」で描いた六地蔵リクオは、
「アマチュアは好きに書くんじゃああ!好きを詰め込むんじゃああ!」
って喚き散らしながら超絶自己満小説を量産してさ、破壊的に読まれない事が
恥ずかしくて「趣味で書いておりますのでPVや評価は気にならないのですね」
ってアナウンスするんだけど、そう言いながらも
死ぬほど読んでもらいたい気持ちが抑えられなくてあらゆる宣伝活動をしちゃう。
「拙作の世界観としましては〜」って解説までするようになる。
その自分の言動が矛盾の極みという事にすら気づかないまま、
自分を正当化し続け、やがて狂っていく。
そんなキャラなんだけどさ、たくさんの人に
「怖すぎる、哀れすぎる」「こうはならないように気をつけたいです」
って言ってもらえて本当に満足したよ。
リクオ! あんたのクソバカ加減も役立つ事もあるんだよ。よかったね!