• 創作論・評論
  • エッセイ・ノンフィクション

校正のお話―(多分、需要がない)

さすがに書名は伏せるけど、書籍化がほぼ確約のプロの方の原稿、校正中です。
と言っても、

初稿
→茉莉花校正
→編集者のOK(ここでOKが出た時点で書籍化が確定となります)
(要らん付け足しw ここら辺で原稿→ゲラとなります。DTPオペの知り合いはここで泣きますw)
→本職の校正者・校閲者のチェック
→担当編集者のチェック
→著者戻し
→指摘点(ゲラ)チェック。(必要があればこの時点で私に呼び出しがかかります)
→修正・変更
→担当編集者のチェック
→本職の校正者・校閲者のチェック
→著者戻し。ゲラチェック(基本的にここで校了です。責了にはしたくないよね・苦笑)

という流れだから私の関わっている部分は本当に基礎の基礎。

(やっちゃいけないけど)最悪……万が一私がチェック漏れをしても本職の校正者とか、編集者がカバーするという……申し訳ないくらいの立ち位置です。
(あれだ。ざっくり簡単に言うと、ゲラになった時点で本職にバトンタッチです)
(もにょもにょ付けたし。……とはいっても、私も編集者も校正者も作者も、全員の目をすり抜けた誤字も……あります。……申し訳ない)

で……!
プロの作品を校正する場合は、アマチュアの方の作品を校正する場合とは大きく異なります。
ざっくり言うと、「その人の個性を殺さない校正」です。
言い回しとか、体言止めとか、句読点の付け方とか、表現の仕方とか……校正上気になっても、誤用でない限りは原則的に直しちゃダメです! 
そこに手をつけると、作者からこっぴどく怒られます。
怒られるならまだしも、最悪「もういい、依頼は回さん!」と言われて、その時点で切られます……。

あと、削る方向の口出しをすると、ムッとする人は多い。
足す方向の口出しをしてもムッとされることはあるけどw

うん……つまり、どこまで口を出すか悩むよね? ……ね???
という話。
(うん、この記事共感する人ほとんどいないわーw)


4件のコメント

  • はじめまして。
    今はもうやっておりませんが、かつてアマチュア相手のみですが似たようなことをやっていたことがありますので、とても共感します、とだけ。
  • バトルだバトル。

    アマなら、歓迎だけどプロにはプロの事情があるからなー。
  • 若生竜夜さんへ

    はじめまして。

    わーい、共感していただける方がいらっしゃった!

    コメントありがとうございます。

    こう……いいことも、苦しいことも、いろいろ言葉にならない思いがありますよね。
    アマチュアで、「書きたいものを書きたいように書いて何が悪いんだ!」と言われると…………ね。(苦笑)
  • 砂夜さんへ

    おうー!
    バトル―!

    プロはねぇ……うん、プロはプロでいろいろとあるんやw
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する