ペイトン作・『卒業の夏』
古い本だから埃っぽいし、前半部分はあまり面白くなかったから読むの時間かかったけど、後半から急に面白くなってきて、最後は一気に読んでしまいました。
主人公の少年ペンは劣等生なんだけど、そんじょそこらの不良とは違って、なんていうかこう、肝っ玉が大きすぎる。
不良っていうのは大抵いつも同じ仲間同士で群がって行動するから、いざ一人になるとなんにもできないのが大半だろうけど、ペンの場合は違う。
後の事を怖れず堂々と行動(悪事)を起こすんだよね。
彼の魅力はそれだけじゃくて、成績は悪いけどスポーツとピアノが得意で、しかもピアノは母親や教師に言われて渋々やってるくせにすごく才能があって、そこがまたかっこいいんだなぁ…
ピアノを弾く人って外見問わず魅力的に映るもんね。
それにしても、一人の少年がひたすら反抗的な行動を取り続ける話ってだけなのに、なんでこんなに面白いんだろうな~
なんか色々と共感できるし、読んでるだけで心がスッとするんだよね。
あのキャラは本当好きだわ。