『くにつほし九花烈伝』第8話公開しました。今回もどうにか目標の3000文字以内に収めました。
実は前回、勢い余って書きすぎたので2話に分割したのですよね。普段よりも更新が早かったのはそのためです。
◆くにつほし九花烈伝 ~鋼鉄レトロモダン活劇2~
https://kakuyomu.jp/works/16817330653807506663新月組のエピソードは今話で一旦区切りとなります。時間軸的にはこのあと序章につながる感じです。
そんなわけで次話からまた視点人物が変わります。ようやく群像劇らしくなってまいりました。
もう一つ、本作に関して修正のお知らせです。詠唱部分の表記を作中言語から日本語に書き換えております。正しくは、日本語をそのつど作中言語に訳すのをやめたと申しましょうか……。
序章第1話より、具体例です。
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修正前:「Miimio-seno fitone-ri sepyny'i fis'chino serepim'ni-ry sitik', tienk', ki'i fech'na――」
↓ ↓ ↓
修正後:「煌々たる焔の滾りを、熱る掌に灯し、燃やし、其を葬れ――」
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前作では主人公が日本人だったからこそ有効な演出でしたが、今作ではその意味は薄まると考え、平文表記で通すことにいたしました。単に作者が二度手間を面倒くさがったという説もあります(諸説あります)。
なお、今作でジャンルカが詠唱している文法は前作キャラとは別系統です。頭に付く定型文「Ena tizit」(我求む)などが省略され、代わりに〈煌炎把〉などの術名で発動する仕組みになっています。
このあたりの込み入った設定は前作裏話で語っていたりします。
★作中の言語について
https://kakuyomu.jp/works/16817330648524007296/episodes/16817330654141797845それでは、次回もお楽しみに。