第三話から突き抜けマンガのように早々と始まった過去編は「同じことを複数人の視点で語らせる」ということをやっています。
過去編を書き始めた当初の構想では、咲姫視点→瑠花視点で終わる予定でした。
そのため、咲姫救出後の咲姫と瑠花のやり取りは瑠花視点で書く予定でしたが、今回の佑視点で書く事になりました。
更に付け加えると、瑠花、琢磨は第一話のみの登場、咲姫と佑は第一話に名前のみの登場で一切設定を考えていないキャラでした。
(以前書いたように、でぶた先生が過去に戻って無双する話を書く予定だったので、第一話の登場人物が第二話以降登場する予定はなかった)
ところが、琢磨の瑠花に対する恋心を適当に書いてしまい、適当に書いた割に顛末が気になり、この二人を第一話のみの登場とするのは惜しくなったため、過去に戻るとか異世界に転生するという話は無くなりました。
勢いで書いているので、話の整合性を取れなくなりそうになることもあります。
第七話を書くにあたって、左丸の父親の政治生命が断たれた件ついては、第七話で語るのではなく、第四話を書き直してそこに入れようとも思いました。
結局、第四話を書き直さなくても支障はないと判断し、第七話で語る事にしました。
今回の語り手となった佑ですが、琢磨の友達のサッカー少年くらいの設定しか考えていません。
彼がどうなるかは次の話を書くときの自分が考える、という扱いです。
この辺は、自分が語り手となる話が無くなった瑠花とどちらが扱いが酷いか悩むところです。
(一番扱いが酷いのは、過去に戻る話がなくなったでぶた先生です。ごめんね、でぶた先生。)
過去編については、もう一話だけ付き合って頂ければ幸いです。