今日、あんぜさんの小説、『シャーレの中の彼女』を上がってる分、14話までやや駆け足で読み終わりました。感想を付けるのが正しいのですけど、あえてここで書きます。
すごく面白い。プロモーションが悪いのかな。
どう面白いかですけど、“謎“の、ストーリーを牽引する力が強いんですよ。止まらなくなります。
次に、一人のヒーローに一人のヒロイン。これも大きい。
ヒロインの篠崎さんはプロローグでシャーレに入って出てきます。(実はシャーレの中はほんとはなんだかよくわからないです)
こういうのって、手塚先生で育った我々にはもう弱耐性がついてますけど(笑)でも弱いんだよなあ。
ま、篠崎さんじゃないか?で実際はまだ語られてない事柄なんですけど。でも嫌な惹句が付いてるなあ。
で、篠崎さんのキャラ造形がよいです。言葉使い、ビジュアルともにボーイッシュです。
ボーイッシュな娘が“けなげ”だっていうのは女性性を出さない代わりに内側で渦巻いているわけですよ、女子が。
篠崎さんも大変、けなげです。初動に失敗こいちゃいましたがそれには理由があるんでしかたない。
現連載の終盤なんてけなげで甘えっ子で急に素直で、ギャップひどい可愛いです。死んでしまうかと思ってたけど、生きてます。
主人公が篠崎ピックのためにソロで突入する所もカッコイイ。
…ナカムラの好み分かってきました。一対一でややねじれた愛情の恋愛で、主人公が自分のルールとか矜持とか、パージする時は潔く捨てて、助力を請うのが下手だし期待していない。
『かみさまなんてことを』は擬似ハーレム(パーティ内で交合関係、主人公に矢印が向いているため)の時点でナカムラはやや下がっちゃうんですよ。ごめんなさい。
今、少女冒険者との出会い24話以降を読み返すと、女性キャラのけなげという特質は変わりないのになあ、と思いますがやはり人数分に散るんですよね。
ストーリーも牽引してくれるトラクタがいないので、自力で進まなきゃいけなくて。
とりとめもなくてすみません。
あと、これは皆さまに。
カクヨムを“肉筆回覧誌”みたく使用しております。世間が狭いです。人見知りです。ゴメンなさい。