はじめまして、マキヲと申します。
革命前のロシアの音楽界を舞台にした「アレクサンドル・スクリャービンの肖像」という小説を公開いたしました。
ラフマニノフが祖国を離れるまでに作曲された最後の作品番号付きの作品が練習曲《音の絵》作品39です。そのなかの第5番《アパッショナート》は私が大好きな曲なのですが、ピアニストの平井丈二郎氏によると『この曲は作曲者がその前年に亡くなった友人のスクリャービンを偲んで作曲したようである』とのことです。
ラフマニノフがどのような想いでこの曲を生み出したのか、がこの物語を書くきっかけとなりました。
音楽の解釈などで異なる意見を持たれる方もいらっしゃると思いますが、ひとつの妄想話として少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。
本編は完結しましたが、おいおい番外編も掲載していきます。