今回から拙作「こちら、キッカイ町内図書館・フシギ分室怪奇現象対策課! 〜キッカイ町の奇怪な事件簿〜」の裏話と落書き筆の向くまま気の向くままに書いていこうかなと思います。
本編のネタバレを含みますので、まだご覧になっていない方は先にそちらから読んでいただきますようお願いいたします。
ええ、45話にしてついに過去作の主人公である「|黎《れい》」とその相棒「|無月《むつき》」が登場しました。
黎くんが登場する小説を最初に書いたのは高校三年生の頃。
私がまだ個人サイトと、その系列のブログをやっていた頃なんですよね。
つまり、かれこれ十数年前……。
ブログを書くと言っても記事にするような出来事が頻繁に起こるような暮らしはしていませんし、いろいろと書きすぎて身バレするのも怖いなぁと思っていたんです。
そこで苦肉の策として週に二回、サブコンテンツ的に書いていたのが「拾刻ノ月」という小説で、その主人公が黎くんでした。
ストーリーとしてはキッカイ町と近しい部分もあって、怪奇現象の噂を聞いた黎くんが怪異を退治する話です。
……が、黎くん視点、怪異に乗っ取られた(?)女の子視点、怪異視点と三視点をぐるぐるする構成だったせいで後から読み返すと読みにくいんですよね。
書いていた当時は三つの話を並行して書けるから、どこかひとつが行き詰っても大丈夫! くらいの軽いノリでした。ええ。
それから何度かリメイクを試みているんですが、当時やっていたこと(ホラー小説用のお題50個をそれぞれの話のタイトルにしていました)が足かせになってしまい、それを無視して書き進めるのがリメイクになるのか? とか考えてしまい思うように進まなかったんですよね。
なので、リメイク版の方は一旦保留にしてキッカイ町の方で活躍してもらうことにしました。
「拾刻ノ月」(リメイク版タイトル「黎のあやかし事件簿」)の頃は中学生だった黎くんですが、キッカイ町の方では香塚さんたちと同年代でバリバリ活躍する頼もしいお兄さんになっています。
黎くんが使う技や無月の姿などの設定はリメイク版のものを使用しているので、キッカイ町が落ち着いたら、改めて書けるかもしれません。
まだどうなるかわからないので明言は控えますが……(笑)
ということで、なんだかんだ付き合いも長く愛着のある黎くんと無月。
人間を描くのが苦手で、動物も上手く描けない私ですがゆるゆるモードの無月は描いて楽しんでおります。
目はひとつでも案外表情豊かで面白いんですよねぇ。
ここの落書きも99%が無月になると思われます。
下手したらLINEのスタンプが作れるくらいいろいろ描いてるかも(笑)
最後に、エコモードなぴよちゃんこと無月の落書きです。
