やっとおわったああああああああああああああああああああああ。 静かに。
ここに100枚のコインがあるとする。人物Aと人物Bでコインを分けるとして、人物Aは分け前の割合を自由に決めることが出来る。自分の取り分を何枚、相手の取り分を何枚と。好きに決めていい。ただし、その割合を人物Bが承認する場合に限り、もしも人物Bが取り分が気に入らないとかで100枚のコインの分け方に不満を述べた場合、100枚のコインは第3者の人物Cに没収されて、人物Aも人物Bもコインを1枚も手に入れることができない。ここまでがルール。 この場合に人物Aは人物Bにどういう割合でのコインを取り分ければいいか、どれくらいの割合での分け合いを提案すれば人物Bはそれを承認してくれる期待値が高いだろうか。実際生活でも似たようなシチュエーションのありそうな思考実験である。なんとなく、50枚50枚で公平に分け合うのがベストなようにも思えるし、反故にされないように相手の取り分をやや多めにする方が安全策にも思えるし、あるいは少々欲をかいてこちらをやや多めに60:40や70:30くらいの割合で申し出ても人物Bは受けてくれるかもしれない。さながら心理テストのように回答者の人格が見えてしまいそうにも思えるこの問題には理論的な解答、つまり正答がある。 意外に思われるかもしれないがそれは99:1で分けるという提案なのだ。人物Aが99枚、人物Bが1枚。こんな極端で不公平な答でいい。なぜなら、こんな提案であっても人物Bにとってはメリットのある提案であることには違いないからだ。この提案を放棄すれば人物Bにはコインが1枚も手に入らない。最大利益を追求し、最高成果を追求する、人物Bにとっての論理的な解答は人物Aの提案を100:0のとき以外はすべて受けるということ。ならば人物Aも人物Bも同様に最大利益と最高成果を追求し、容赦なく99:1と提案すべき。よって『交渉問題』の正答は『人物Aは人物Bに対して99:1の割合を提案する』なのだが、この正答はどうにも実際的ではない。ゲーム理論の理想論パターン。意外に思われるかもしれないどころか、論外にさえ思える。似たような状況があったとして人物Bの立場に立ってみればそんな提案をされたなら損を承知で申し出を蹴ってしまうのが人情というものではないだろうか?そこで軽んじられることは短期的には利益になっても長期的には損失となる。1度その条件を退けておけば今度似たようなシチュエーションを迎えたとき有利な条件での交渉が可能になるかもしれない。そんな理屈もないでもないが、単純に取引自体が業腹であるというのが、まず先行するだろう。人は時と場合によっては自分が不当に損をすることよりも他人が不当に得をすることの方が許せなかったりする。これは不当な場合に限らないことかもしれないが。自分の不幸には耐えられても他人の幸福には耐えられないのも人間の愛すべき一面でもある。『相手の気持ち』、プライドやコンプレックスを考慮するとこの交渉問題の難易度は格段にアップする。回答不能の難題となる。50:50だって断られかねないし逆にいっそ1:99の申し出を出したところで腹に一物あるんじゃないかと疑われれば取引は成立しないだろう。人物Aと人物Bの人間関係、位置関係を問う問題へと変貌を遂げる。誰が相手だったら50:50と申し出るが誰が相手だったら99:1と申し出るか。そんなことを考えてみるのも自分のコミュニケーション能力と向き合うようで一興。
特にありません。 本と映画がが好き。
神・犬・小説
リンちゃんなう!リンちゃんなう!リンちゃんリンちゃんリンちゃんなう! リンちゃんなう!リンちゃんなう!リンちゃんリンちゃんリンちゃんなう! ……はい、リン廃です。リンちゃんは神です。 あと、理系なので情景描写の入れ方が分かりません。誰か助けてください
意外に書けるもんだ。