今にして発想の原点を思ってみると、どうやらそもそもはアニソン・リスペクト作品であったようです。振り返ってみると榊原ゆい「聖剣なんていらない」から多くの着想を得ている気がします。作中、筋立てに無用の描写は極力削ったため登場人物の容姿などはすべて読者の想像にお任せすることになるのですが、参考まで申し上げておきますと、著者脳内キャストはスヾ（上白石萌音＠大江さん＋『舞妓はレディ』）先生（阿部寛＠『祈りの幕が下りる時』の皮をかぶった上田教授＋『血を吸う宇宙』）でした。
参考資料『徳川実紀』（吉川弘文館）『近世実録全書』（早稲田大学）