• ホラー

カクヨム1周年記念(長い+しょうもねぇ雑談)

双町です。
タイトルの通り、少し過ぎてますがカクヨムを始めてから1年が経ちました。
アカウントの登録自体はもっと前(4月)にやってたんですが、しばらくは何もしてなかったので、処女作「白い彼女」を投稿した6月11日が自分の中でのカクヨム記念日です。自分は他のサイトからの引越しとかではなくカクヨムを始めると同時に怪談を書きはじめたので、執筆活動の記念日でもあります。
というわけで(?)適当になんか話そうかなと。
今回の近況ノート、いつも以上にどうでもいい内容な上に長いので暇な方だけ見てもらえればと思います。

自分はもともと趣味で絵を描いていてネット小説とは無縁の人間だったんですが、好きで見ていたホラゲ実況者さんが配信で読む怪談を募集していたので、試しに書いてみたのが直接のキッカケです。それが意外にも楽しくて「どっかそれらしいサイトで投稿してみるか」と登録し、ノリと勢いで書き続けて今に至ります。
カクヨムが初めて登録した小説投稿サイトで、一時期他のサイトと兼用したりもしていましたが(本当に一瞬です)特に乗り換えなどせずに、大きな不満もなく今までやってます。挿絵を入れられるようになったらいいなとか、一般的なSNSみたいにアイコン画像が設定できたらいいなとか、なんとなくの要望はあったりもするんですが。カクヨムを選んだ理由はぶっちゃけ気分です。UIが見やすいと思ったのと「カクヨム」っていう名前が気に入ったからです。

そんなこんなで始めてから自由気ままに、カクヨム内のコンテスト等にも参加せず(自主企画には少し参加したこともありましたが)、いわゆる「創作論」的なものも読まず、自分がやりたいように書きたいようにやってきたわけですが…

一言でまとめるなら「楽しかったので今後も続けたいです」でしょうか。

これは好きなようにやってたからというのもありますが、見ていただいた方からのハート、星、コメントが励みになったからというのも大きいです。もちろんそれらが目的になってしまったら本末転倒な気がしますが、それでも嬉しいもんは嬉しいです。シンプルなお褒めの言葉や「ここはこうした方がいい/ここはダメだと思う」といった、ご提案・ご指摘、誤字脱字の報告など全てありがたく読ませてもらってます。
「趣味で好きに書く」ことを目標にしている以上、アイデア面に関してはある程度我を通してもいいと思ってますが、基本的な物書きのルールも分からず始めたので「少し批判的な目線」も参考にすべきだと思い読んできました。
改めて、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。



【双町の人気(?)怪談TOP3(2024年6月16日時点)】

…唐突になんか始まりましたが、せっかく1年経ったということなので今まで投稿した怪談で評価が高いもの上位3作品を、なんかコメントつけてご紹介したいと思います。
評価の基準は星の数にしました。自分の怪談は基本的に1話完結なので、PV数を基準にすると複数話掲載された「ひとくち怪談」が問答無用で上位を独占してしまうので…それに「ひとくち怪談」は、自分の中では息抜きや実験用という立ち位置ですし。
ではいきましょう。


第3位「あの日みたいに」:★109
https://kakuyomu.jp/works/16817330658652313463

2023年6月に投稿した「あの日みたいに」という怪談です。
これ2番目に投稿したかなり初期の作品なんですよね。今年の3月に大幅改稿しましたが、評価のほとんどは投稿直後につけられたものです。なのでちょっと驚き。そして自分の怪談では珍しい(というか今のところこれだけ)ヒトコワ系の話です。やっぱりヒトコワは身近なだけに、こんな言い方アレですけどウケやすいんでしょうか。ちなみに自分は読むのも書くのも苦手なジャンルです。「じゃあなんでこれ書いたんだよ」って話ですが。
とは言え「あの日みたいに」は、殺人鬼だとかストーカーだとか純粋なヒトコワではないです。いじめの描写がありますが普通に幽霊がでてきます。「幽霊の話だけど根幹はヒトコワ」といった感じでしょうか。「幽霊の怖さと人間の怖さどっちもあってよかった」という感想もありました。ただ、それ以上に胸糞の悪い話なんですけどね。誰も救われていないというか。でも、この陰鬱な感じがじっとりと続く展開は自分的に気に入っていて、のちの作品に通ずるものがあるような気がします。全体的なまとまりも上手くいったと思っていて、自分の中では一番思い出深い怪談かもしれません。


第2位「虚蝉」:★110
https://kakuyomu.jp/works/16817330661296398437

2023年8月に投稿した「虚蝉」という怪談です。
自分が怪談を書くキッカケのひとつに「SCP財団の依談」がありますが、今読むとそれの影響をモロに受けてるなぁと思います。どちらかというと怪異というより未知の生物によるホラーといったところでしょうか。これの場合だと異常な寄生昆虫です。それと同時に「純文学」的な雰囲気を目指したものでもありますが、文章力のなさからそっちは上手くいきませんでした。あと内容が若干迷走してしまって、少し悔しさの残る作品だったりもします。
なんだかんだ虫がメインの話は、今のところこれだけですね。自分は虫がそんなに苦手ではないので、かえってホラーの題材として扱いにくいのかもしれません。虫嫌いな方なら、じゃんじゃんと怖いところや嫌なところが思いついてスイスイ書けるんじゃないでしょうか。いやむしろ虫が嫌いだったら、自分の書く文章に登場すらさせたくないかもしれませんが…また気が向いたら、自分も虫ホラー書いてみようかなと思います。夏も近づいていることですし。


第1位「その子」:★146
https://kakuyomu.jp/works/16817330662447933666

2023年8月に投稿した「その子」という怪談です。
これはぶっちゃけ「公式自主企画に参加したから自ずとPV数も評価数も増えた」のかもしれません。ただ自分の中でもけっこうお気に入りの部類です。自分の怪談は基本的に当事者が語っている視点ですが、これはその中でもより実話っぽい雰囲気になっています。実在の地名を出したりと普段やらないこともやったりしています。「せっかくお祭り騒ぎなノリで自主企画に参加するのだから色々試してみよう」と、ワクワクしながら書いていた記憶がありますね。
「その子」はいわゆる地蔵に関する怪談です。なんで地蔵の話を書こうと思ったのかは、よく分かりません。もともと好きだったわけでもないんですよね。ただこれを書いたあと、気に入って2話ほど同じテーマで書いたりしました。ちなみにその中に「あの子」という似たタイトルの作品がありますが、話が繋がっているとかではないです。「あの子」「その子」ときたら、その流れで「この子」という怪談も書いたらいいんじゃないかとなんとなく考えていますが、いまのところ良いネタが思いついてないです。



【おまけ1:双町の駄作怪談(個人的見解)】

人気を紹介したので逆もいこうかなと。完全に独断ですが…


番外選出「廻囃子」
https://kakuyomu.jp/works/16817330660491627046

2023年7月に投稿した「廻囃子」という怪談です。
これはカクヨムではない別サイトでやってたコンテストに出すために書いたものです。なんで駄作だと思うかなんですが…なんというか、余計なことを考えながら書いていたんです。「審査員が好みそうなジャンルにした方がいいかな」とか「文字数制限ギリギリまで使った方がいいかな」とか。いわゆるループ系のホラーが書きたかったんですが、そうやって変なことをしたり文字数を量増しした結果よく分からん感じになりました。内容が拙いのも勿論なんですが、趣味で書く人間にとって「自分の書きたいように書けなかった」のは一番ダメな気がします。そういう意味でも、これは駄作です。



【おまけ2:最近の嬉しかった出来事】
自虐で締めるのもなんなので…
一個前の近況ノートにも追記したんですが、先日投稿した「赫い指」が最終的にホラー週間ランキング1位になりました(2024年6月14日〜2024年6月15日の2日間残りました)。いまだに信じられないです、マジでランキング機能バグったんじゃないかと。でも「もし1位になれたらいいな」となんとなく目標にしていたので(正直ムリだと思ってましたが)素直に嬉しかったです。あと、地味に星が100いきました。これで星100以上の怪談は5作目となりました。読んでくださった方、改めてありがとうございます。



ということで色々とダラダラ話しましたが、いかがでしたでしょうか。
(そもそも最後まで見た方がいらっしゃるのか怪しいですが)
だんだん暑くなってきて、そろそろホラーが旬な季節が訪れますね。
自分はこれからも適当にやっていきますので、皆様もどうか無理をせずカクヨムを楽しんでいきましょう。改めて、今後ともよろしくお願い致します。

2件のコメント

  • 一周年おめでとうございます。
    こういう感じで過去作を振り返る企画いいですね。私も真似したいと思いますw

    私も書いた感想をざっと振り返りましたが、最初に書いたのは「虚ろ」ですね。何故双町さんの作品を追い始めたのか忘れてましたが、レビュー返しだった様子。毎度のことですが遠慮のない感想でしたw 
    そこからだいたい読んでると思ってましたが、振り返ると結構抜けていて意外でした。また折りを見て読んでいくとします。今回紹介されたものだけでも。

    当時書いた感想だと、かなり細かくツッコミを入れていましたが、最近は作品も安定して、細部はともかく大きな部分での駄目出しは減っていて、成長が伺えますね。人気になるのも納得の内容だと思います。

    双町作品のいいところは、ホラーをよく知る、手慣れた世界づくりと、それを一歩踏み越える挑戦が共存してるところですね。斬新な組み合わせをもってきたり、最後に一ひねりしたり、玄人が唸るようなアイデアを投じて来る部分に惹かれて読んでいるのだと、私個人は考えています。最初は粗削りでしたが、それが磨かれて今に至ると思うと感慨深いものです。

    これからも執筆活動がんばってください。
    私もまた折りを見て、ホラーに挑戦したいと思っていますので。
    当分は「神風VS」一本鎗ですが……w




  • >梶野カメムシさま

    ありがとうございます。梶野さんのコメントには特にお世話になりました。初めてコメントをいただいた時、あまりにもハッキリと仰るので少々面食らいましたが、毎回的確なもので間違いなく自分の作品に良い影響を与えてもらいました。ネットには「自称評論家」みたいなのも多くいる中で、梶野さんのようにフラットな目線で意見を書いてくださる方に見つけてもらって幸運だったと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
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