夢現の想恋歌のあとがき的なもの

本日の更新で、夢現の想恋歌の本編、完結いたしました(〃'▽'〃)

番外編をのんびりマイペースに掲載していこうと思っているので、完結処理はしていませんが、最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました(*´Д`*)

以下、あとがき的なあれそれになります。
※ 基本ぐだぐだ語るだけです←



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夢現の想恋歌(以下、想恋歌)を最後までお読みくださった方、本当にありがとうございました<(_ _*)>
特にリアルタイムで物語を追ってくださり、感想やハート、星などで応援してくださった方には感謝してもしきれないですし、頭が下がる思いです。
投稿当初は書き終わってたのもあって、派生作品ということを除いても、人を選ぶ要素があちこちにあるのをすぽーんと忘れてたので、読んでくださる方の存在と応援にとても助けられました(*´ェ`*)


いかがでしたか?と聞くのが、正直少しばかり怖いところではありますが、何か刺さったものや面白いと感じていただけるところ等があったら幸いです。


想恋歌は、元々は派生元になった月夢の現代パロディ絵を描いたのをきっかけに設定だけ思いついていたものだったりします。
というか当初、書く予定は全然ありませんでした(笑)
実際、パロ絵を描いたときに練ったのは、それぞれの職業的なのと年齢とついでに誕生日くらいで、それ意外は全然練ろうとすらしてなかったですし。


それが少し形になり始めたのは、一昨年に書いた『月夢~番外編~』ハロウィンネタで、現パロの世界にルイスの魂が類の身体に憑依して迷い込むという、カオスなSSを書いたことでした。そこを書くときになって初めて、現代パロだとどんな関係性になるのかをいろいろ考えたのが、今回の物語のプロットの下敷きになった感じですね。


あとは、月夢の本編が完結して、後日談と並行して、思いつくときに少しずつ少しずつ書いていた想恋歌が、途中で何故か筆が勢いよく乗ったのでその勢いに任せて書ききって、今に至る感じです( ・∀・)


想恋歌は、単純に莉音が作中で歌う詩がきっかけで、類が生まれ代わりだと確信するのとか、想いの変化を歌うような感じの話にしたいなぁ……的な感じでつけたタイトルだったりします。
で、歌関連なら、月と夢以外にも音楽用語とかも織り交ぜて副題つけようかなーとなったまではまぁ、よかったんですが。
その割に音楽要素少ないなとなりまして、思いついたのがそれぞれ楽器を持たせる、というものでした。


でも、それも実は最初上手く取り入れができてなくて、ラストまで書き終わってしばらくしたあとに、コンサートとかカルテット話を追加してたりします(笑)

ぶっちゃけますと、音楽経験=学校の授業のみ、な作者なので、入れようにもこれって可能なの?とか、わからないことが多かったんですよね(^◇^;)

いろいろ調べて探って、最終的にはTwitterで誰か相談乗ってー的な感じで緩い助けを求めたら、カルテットならこういう組み合わせがいいんじゃないかー等々、フォロワーさんの知恵も拝借してどうにかこうにか形にして、物語に落とし込めた……という感じです。

楽器の組み合わせって奥深いというか、何となくではなかなか合わせられないものなんだなぁ……とだいぶ勉強になりました(笑)


あ、ちなみに想恋歌の本編はこれで完結となりますが、このあとはのんびりマイペースに番外編を載せていくつもりです。

ラスト少し変化があった程度の匂わせで終わった二人にやってくる新しい春のあれそれとか。
類と莉音が知らない、気付かなかっただけで、裏であった陸と恵茉のあれそれとかも番外編として、のんびり気ままに載せたいなと思っているので、もしよかったらお付き合いいただけると幸いです(〃'▽'〃)

※ 陸と恵茉の話は、多少前世も関わりはするものの、恵茉が記憶持ちではない関係上、類と莉音に比べたらまだ穏やかーな話になるかなと思います。


なお、番外編の場合は、仕様的に糖度上がるというか、爆ぜろリア充仕様になると思います。
しょうもないことで悩みはしても、本編ほど後ろ向き~とかになるのは……うん。前世のリオンの願いと、前世のルイスの悔恨くらい……ですかね。


掲載時は注意書きも入れますが、悔恨とかの単語入ってる番外だけはどうぞご注意ください。
十中八九ものすっごい重いです、しんどいです(ぶっちゃけ死ネタですし)
と、語れるのはこのくらいですかねぇ……(゜ω゜)
月夢も改稿後、カクヨムやノベプラの方に載せていく予定ですので、もしお見かけしたときに好みに合いそうでしたらお付き合いいただけましたら幸いです('-'*)


ちなみに、ここから先はどうでもいい拘りとか裏話とかになるので、ご興味ある方だけどうぞ。

ここでお帰りになる方は、あとがきまでお付き合いくださり本当にありがとうございました(*´ェ`*)
また何かのご縁がありましたら、そのときはよろしくお願いいたします。








では、恐らくきっとなんていうことのない裏話をば。

まず、なんとなーくの拘りから( ・∀・)
たぶん、ここで語らないと語る機会なさそうなので(笑)


想恋歌の副題の拘り。
月→視点は類、夢→視点は莉音、音楽用語入るところ→夢の字が入らない限りは類視点、月と夢両方の場合は主人公優先ってことで類視点。みたいな感じでつけました( ・∀・)(わかった人がいたらたぶんすごい)

ちなみに、月と夢はそれぞれが本編で囚われがちなものでもあったりします。類は月――莉音とリオンの間で揺れ、莉音は夢――そのまんま見る夢と眠りに囚われるから、という感じだったりします。


それと、名前についてですが。
基本的には、前世の名前を捩ってつけてることがほとんどです。
そんな中、莉音と陸だけ月の字が入っていたのは、月夢のネタバレになりますが、この二人の前世に某神様が深く関わってるから、というのが理由です。
あとはうん。類の方に月がないのは、最終的に彼は婿入りして月村姓になるのも込みだったなど。


次に本編の内容に関してですが……、うん。言い訳的なことを申しますとですね。
このお話、もっとこう……ライトな感じの、現代恋愛の少女漫画チックな何かに持っていきたいなと、四苦八苦『は』したんです。


派生元の作品『月夢』の主人公はヒロインの方なので、莉音を主人公に書けないかなぁなど。

実際、主人公としては、莉音の方が性格や考え方、行動力的に向いてるんですよね(^◇^;)
類はぶっちゃけ、準主人公の方が良いキャラというか……。彼の欠点:表面上はともかくとして、思考が陸と莉音(両想い状態に限る)がいないと基本後ろ向きですしおすし。

両想いになったら案外メンタル強いんですけども。ルイスのときでも類のときでも、彼の精神的な支柱は陸(リック)と莉音(リオン)なので、両想い前は莉音の分だけ足りないんですよねぇ……。だからこそのあのぐだぐだっぷりというか……。


なので、実を言いますと、書いてる最中、私が類相手に滅茶苦茶ブチ切れまくっておりました( ・∀・)←

全部書ききってからの投稿だったんですが、黙々と執筆してる間『なんであなたの思考、そっちに行くんだバカーーーー!!』とTwitterで何度叫びたくなったことか……。

いや、何度かは実際叫んだやも? 特に三章終わり~四章前半が顕著でしたねぇ……。


もどかしいというか、気持ち的には回し蹴りをして、莉音の前にすっ飛ばしたいくらいの気分でした( ・∀・)

ですので、四章で陸がブッチーンとしたシーンは、半分くらい私の気持ち(それまで積み重なってた鬱憤)も乗っかってたような気がします(笑)


と、まぁ、書いてる私でもぶちーんな展開仕様になってしまったので。
(基本的に私はざっくり流れを組んだら、あとはほぼほぼキャラの動きたいように動いて貰って、それを文章に起こす形で書いてるので)

別ルートも模索はしていたんですけど、なんかこう終わりが弱いと言いますか……。くっついても小さなことで別れそうな感じになってしまって諦めたんですよね。


以下、考えてみたものの没ったif構成。


① 前世を夢に見ていても、めっちゃ前向き思考な類。夢を見ていても眠り病まで至らない莉音。

→ そも出逢ってくれるかがものすごく怪しい。眠り病がなければ、莉音は相変わらず塾通いだから、類は家庭教師にならないですし。他の出逢いのきっかけと言うと、せいぜい電車で見かける程度ですが、それで追いかけまくったら、一歩間違えば追いかけた方がストーカー認定される可能性()で没。


② いっそ、夢に見ているのは子供の頃から仕様

→ 類:オレはルイスじゃなくて類だ!、莉音:この夢なんだろうなぁ→夢の騎士さまのそっくりさん!(興味津々)
 で、莉音がガンガン押して行くと、類がものすっごい全力で逃げそう。そして、ヤツは全力で逃げるとなったら逃げ切れると思うので、恋になる前に終了しかねないなと。


③ 前世も含め丸っと自分仕様

→ たぶん、これが一番本来は穏やか~に楽な展開で行けたんじゃないかと思うものの、月夢の番外編で、莉音が類に憑依中のルイスを見抜くシーンが成立しずらい。
 元々、想恋歌は前世は前世、今世は今世だけどそれでも相手にもう一度恋をするっていうのが主テーマなので、前世の自分=自分となられると前提からひっくり返るので最終的に没。


④ 夢云々以前に、幼馴染仕様

→ これも月夢の番外編の仕様がひっくり返る案件だったのと。元々四人が集まっていた場合、陸が確実にそこから逃げ出してるというか、距離を取ろうとして、類とは別の大学……むしろ、都外に出るから、展開が難しい。という理由で没。


⑤ 設定そのままに、主人公を莉音にする

→ 大半寝てばっかになる上に、莉音が動き始めるのだいぶ後でちょっと難しいなぁ……で没。


……という流れで、結局当初の予定から変えずに、主人公は類のままの展開で~になりました。

なので、たぶんこう……悲観的~な類のあれそれは合わない人にはきっと合わないだろうなぁと……(^◇^;)

合わないまで行かずとも、私同様、怒りを覚えた人もいたのではないかなぁ……と思うので、辛抱強く付き合ってくださっていただき本当にありがたい限りです。

途中で、恐らくここもきっと賛否両論というか、好き嫌い絶対分かれるだろうなぁと思いつつ突っ込んだ、恵茉と蓮の話などもありましたし。


蓮のあれそれは、実を言うと最初から親子っていうことにしてもいいかなと考えたりしていたんですが。そうなると年齢差に問題が生じるな、となりまして(蓮と恵茉の年齢差:十七歳)

え、じゃあ、連れ子として再婚? それはそれでどういう過程で連れ子になるのかとか、類と恵茉どうやって打ち解けるんだろうとか。

そういうのをいろいろ鑑みた結果、恵茉にはいろいろ辛いターンに相成ったという感じです。


あと、たぶん、蓮の行動自体、もしかしたら反発もあるかなーと思うんですが、月夢のグレン=ヤヌスを知っている人は特に。

騎士団長だった頃の彼と蓮の差は、記憶がないのも一因です。他にも、多少裕福な家庭ではあっても貴族ではないし、責任ある役職で働いているわけではないから、というのが大きいです。背負うものの重さによって経験も変わるし、考え方も変わるだろうなぁという前提で、現代の蓮がどんな教師になるかなぁと考えたんですよね。


その結果のイメージは、常識的で生徒思いのイケオジ教師かな、という感じでした。ここでのポイントは『常識的』というところ。

現代で十七も差のある女子高生とどうこうしたいという、頭がそもそもないんですよね、蓮の場合。

前世はまぁ、まだ中世欧州的な世界観で、年の差の政略結婚も普通にあり得る世界でしたし、接した年月も同じ年齢時点で十年弱。対する恵茉は高校在学期間のみだけなので、どうしても彼の中で恋愛対象者にはならないんですよね。


けど、対する恵茉は、多感な女子高校生だから、世間のあれそれだとかを知ってても好きに正直だし、性格的に一途に想うという構図ができあがったという……。

切ないし辛いし、削ってもいいかなぁこれ……とも正直思ったんですよね、三章の蓮と恵茉の話。

ただ、そうするとなかなか、陸と恵茉の接点もないしな……となって、結局そのまま……となったんですが。

まぁ、だいぶ機能不全気味な母娘を描くことになって、書いた私が『あれ、こんな予定では……()』となったので、あそこはもうちょっと時間を置いて推敲したいもありますねぇ(^◇^;)


とまぁ、完結してもいろいろ改善の余地ありまくりなので、間を置いて(とは言っても恐らく年単位近くあくと思いますが)全面改稿というか、改善のいい方法が見つかったら書き直しをするかもです。


そんな夢現の想恋歌でしたが、ぐだぐだ裏話までお付き合いくださり、本当にありがとうございました(*´∀`*)

もし気が向かれましたら、番外更新時にでもお会いできたら嬉しいです。

番外編の類は多少ヘタレますけど、手を放すような阿呆は二度としませんので、その辺はご安心を。ヘタレますけどね(大事なことなので二度以下略)

それでは、またどこかで作品を見かけた際は、好みに合いそうでしたらお付き合いくださいませ~(´∀`*)

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