第一章「ディノ・グランデと氷の宮殿」無事完結しました。
引き続き、予告してます通り
第二章「ディノ・グランデと西海の孤島」を書いている最中です。
こんな感じに……
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「悔しいです。……こんなにお腹が空いてるのに、何も食べられません……」
「いるんだ、たまに全然耐性の無い奴」
「私が餓死したら、天空神様の神殿に埋めて下さい……お供えは美味しいものをいっぱい」
「……俺の知る限り、船酔いが原因で死んだ奴はいねえよ」
そう、俺たちは今、海の上にいる。
ノルドランでのカニづくしも、さすがに三ヶ月も続けば飽きる。
チコリは手を変え、品を変えて頑張ってくれたが、退屈の病には勝てない。
山の雪はまだ溶けないが、海の氷は北へ移動したとのことなので、南行きの船でノルドランにサヨナラしたわけだ。
「お船に乗るのは初めてです! 海の上を飛ぶお魚がいるんですよね。子供の頃から、それが見たくって、見たくって!」
なんてはしゃいでいたリリアンが、予想通りに船酔いに沈んだ。
トビウオがいる辺りまでは五日かかるはずだから、それまでにはさすがに復活するだろう。二日目の今日は、まだご覧の通りだ。
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なお、おそらく第二章の開始前に
完全新作の『筑波ダンジョン・クリエイターズ』なるお話を思いついてしまったので
それを三話までアップした後に……となる予定です。
あまリ手を広げたくはないけど、楽しそうなので書くしか無い!
お楽しみに