最近特に思うのは、読了感の大事さです。
もちろん物語の導入や山場なども大事なファクターではありますが
読み終えたあと、すべての旅を終えた後に各読者の中に余韻を残すことができるようなものを私は書きたい。
それは例えば悲しさ、切なさ、楽しさ、嬉しさ、喪失感、幸福感であったり。
また、まだ名前のない感情であったり。
読み手それぞれに捉え方があるので、それは人によっては当然違うものですが、そういったものが提供できればと思います。
たくさんの文章に触れ、多くの経験を積むことで、『自分だけの表現』ができるようになればそれに近づく事ができるかもしれません。
それとは相反する話題ですが、好きなゲームが終盤まで差し掛かり、いよいよラスボス前までいくとします。
私は何を思ったか「この物語を終えたくない」といってそこでゲームをやめるのでした。
言うならば、『ラストセーブポイント積み』です。なんじゃそりゃ。
今まで一緒に戦ってきたキャラクター達に愛着がわき、エンディングを、冒険を終わらせたくないのです。
そういうベクトルの好きという気持ちもきっと……私だけでしょうか?あるとは思います。