※長編なので、章ごとに「あらすじ」を書いて行こうと思いました。良かったら、本編に目を通していただけるとありがたいです。何卒、何卒っ!
【あらすじ】
屋敷に戻ったアイナは、子供達に防衛訓練を施していた。
そんな中、ララという少女に声を掛けられる。彼女の話によれば、故郷の村が謎の獣に襲われているらしく、どうやらアイナに助けて欲しいようだ。
当然のように救出へ向かうべきと主張するシンシア。二人に押される格好でアイナは、ララの村へと向かった。
しかし、村に到着したアイナが目にした光景は、意外なものだった。
獣は既に、王都から派遣された討伐隊により倒されており、祝勝会が行われていた。釈然としない状況の中、アイナは、ヤケ酒ならぬヤケりんご酢をしてその日を終えた。
翌日、再び事件が起こる。新たな被害者が出たのだ。
しかし、面子を重んじた討伐隊は、獣は討伐済みとの認識を変えず、撤退の準備を始めてしまう。
仕方なく調査に入ったアイナは、今回の獣が捕食ではなく、人に恨みを持って行動してい可能性に辿り着く。
そして、更に翌日。悲劇は起こった。
討伐隊が全滅し、その死体を晒されていたのだ。
残されたアイナ達は、現有戦力で怒り荒ぶれる獣と対峙する事を余儀なくされるのだった……。