ヒーローが必殺技を叫んだり、超能力者同士が能力バトルの際に能力名を言うことに疑問を感じる方、ってそれなりにいるんじゃないでしょうか?
『名乗り』っていう意味では武士の「やあやあ我こそは」に続く口上のように礼儀だったりしますし、週刊少年ジャンプ作品のBLEACHでは能力の説明が作品内の文法的表現として固まっていました。
現在ジャンプで連載中の呪術廻戦という作品では作品内で共通する能力のルールに『能力を開示することで威力が上がる』というものを入れることで自然に能力の説明を行なっています。
そういう感じで、作品内の能力をどうにか自然に口に出させる方法を能力系の物語を創作する方は考えたことがあるのでは、と思います。
濾過が現在掲載している作品『Sixth-sense of Wonder』も登場人物たちが自身の第六感名(能力名)を唱えながらその超常的な力を行使しています。
なぜ能力名を言う必要があるのか?
その理由を第2章の第1幕ではカムイがルナに明かします。
敵に言っているわけでも読者に言っているわけでもなく、必要だから言っている。それを知ってもらえたら幸いです。
まだ『Sixth-sense of Wonder』を読んでいない方も、気になるようでしたらこの機会にぜひどうぞ。
1章未読の方でもまだまだ追いつける文量だと思います。最新話まで一気読みを楽しんでください。
初期から読んでくださっている方はこれからもS.O.W.をよろしくお願いします。全部でおよそ9章程度を予定しています。
【Sixth-sense of Wonder】
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https://kakuyomu.jp/works/1177354054887717084