• エッセイ・ノンフィクション
  • ミステリー

悪夢を見た話

 最終候補に残るのは今年のあれで2回目だったけど、昨年と違ってマジでストレスでしたよ。昨年はへらへらしながら結果待ちだったのに、今年は候補になったって連絡をもらってから2ヶ月超の期間、ずっと落ち着かなかった。そもそも候補に残ったときってどういうスタンスでいればいいのか本当にわからなかった。「期待してていいの?」「落ちたと思って次の作品を書いとけばいいの?」なんてずっと悩んでましたね。まあ書いてたけどさ。ってか今度の残った作品ってばそういえばザリガニが最終候補に残っていたときに「これ絶対ザリガニより面白いわ」って確信をもって書いたやつだったわ。
 で、悪夢を見たんですよ、結果を待っているとき。候補者四人のうち、三人は他賞含めた最終候補経験者だった。うわーまじレベルたけーなーなんて思ってたんだけど、実はもうひとりが乙一の新たなる別名義で、受賞も話題も全部かっさらってったっつう悪夢。絶叫して目が覚めた。寝汗やばかった。乙一からも多大なる影響を受けててその張本人にがっぷり四つで負けたんだからそりゃそうなるわ。
 まあ、落ちて清々しました。僕の目的は雪密室の作者に僕が考えた最強の密室を読んでもらうっつうことだったので、その目的は達成されました。次は夏冬の作者に僕が考えた最強の犯人を読ませることを目標とします。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する