どうも、れがと申します。
『金星は二度燃えた』第3部「消耗する航路」まで投稿しました。
第3部では、戦争が日常化していく過程を描きました。
大きな会戦だけではなく、小規模交戦、臨検、破片被害、人道船団の遅延、船団学校の授業時間、食糧生産環の稼働率、共有図書箱、金星集光群の手動確認。
そうした細かい項目が、少しずつ生活の形を変えていきます。
赤い航路を見ても、全員が立ち上がらなくなる。
警報が閉じなくなる。
配給表から余裕が消えていく。
第3部は、戦争が「事件」ではなく「手順」として定着してしまう部分です。
同時に、金星集光群、火星方面優先出力枠、外惑星側生活基盤施設の扱いが、より大きな意味を持ち始めます。
生活を支えるはずのインフラが、どのような優先順位で動かされるのか。
その判断が、遠い場所の食卓や学校や培養槽にまで届いてしまう。
この部では、その危うさを中心に置きました。
また、第3部終了時点での登場人物紹介と用語補足を、本編側に補足回として投稿しています。
赤い航路、固定線、C-219、オルキス、余裕値、水予定表など、本文で出てきた用語を整理しています。
補足は第3部終了時点までの内容に限定しており、以降の展開には触れていません。
次の第4部では、失われた食卓と、その後に作られる新しい表が、さらに危険な軌道へつながっていきます。
引き続きお付き合いいただければ幸いです。