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第2章の解説&反省について


明けましておめでとうございます。
長崎ヤンデレ彼女です。

本当は年が明ける前に更新したかったのですが、マイクラとか、マイクラとか、……マイクラとかのせいで年が越してました。(おい)

マイクラの方はエンダードラゴンまで倒してエリトラで空飛んでるのでひと段落はしています。(更新頻度が上がるとは言ってない)



まあ挨拶はここまでにして解説と反省ですね。

後書き(小説家になろうのみ)に書いた通り、第21話『現世竈食ひ(うつしよへぐい)』は黄泉竈食ひ(よもつへぐい、黄泉戸喫とも)の逸話をモチーフにしています。

そもそもとして、第1章と第2章ではおそらく書き方が変わっているのですよね……。

第1章は登場人物が少なく、会話もできないためほとんどがレークシアの独白です。
そのため心情に重きを置いて、レークシアとこの小説の土台を築いた感じになっています。

まあそれは結果的にそうなった感じでして、作者にとってはもはや黒歴史となってしまっている部分もあります。
直すためには読み返す必要があり、その度に作者の心にダイレクトアタックが決まるので作業できてません。

そんな反省があり、第2章は会話文も混ざて読みやすく書いているつもりです。
ただ登場人物が多くなるとそのぶん描写しなくてはいけない情報というのが格段に増えまして……。
例えば状況描写、情景描写、行動描写、そして心情描写。

これらの描写をしっかり書いていくとまあ大変。
おまけにその上で読みやすくとなると私の技術じゃ書けるかわからん。
というか書けん。

そんなわけで苦肉の策……もとい一人称小説というのを逆手にとり、「レークシアがそうしたものを見ないようにしている」という設定にしました。
主人公であるレークシアが気づいてなければそれを描写する必要はない。そういう訳ですね。

そんなことを第2章の序盤で気づき実践しようとしましたが、まあうまくいかない。
だってまだこの小説始まったばかりですし、読者の方も描写が削られた作品なんて読みたくないですよね?

そのため考えてある設定や、キャラの容姿に関する描写などを省くという中途半端なことしかできてません。

……え? それ以外は全力で書いてあの描写量かだって?

……そ、そうですよ! あれが私の全力ですよ! 文句あんのかー!


閑話休題


では話を最初に戻します。
描写を削ることにより、レークシアが周りを見ないようにしていることを表現する。
ここまではまあいいとしても、ストーリー的にはそれを改善しなくてはいけません。

そう、ここで黄泉戸喫(よもつへぐい)の逸話です。

知らない人もいるでしょうから軽く説明します。
黄泉戸喫は古事記に登場する話です。

あるときイザナミという神が死んでしまい黄泉の国に行ってしまいます。
それを生き返らせるために夫であるイザナギが助けに行きますが、イザナミはそれを拒みます。
理由は黄泉の国の食べ物を口にしてしまい、その地の住人となってしまったからです。めでたしめでたし。

まあそんな話です。
ギリシャ神話にも似た話がありますし、世界的にもこういう話はあるそうです。
古事記にもそう書かれている。


レークシアは転生してから飲み物しか口にしていません。
食べてないのはまあ食欲がわかないという理由が大きいですが、世界を拒絶しているという意味もあります。(明確に描写したことはなかったですかね……)

なのでその設定と絡めて、両親の手料理を食べることにより、この世界の住人となった……そういう意味が込められた回です。
(あ、この世界は黄泉の世界ではありませんよ? ちゃんとした異世界です)

最後の独白の通り魂を消滅させる決意は変わっていません。
もう少し世界や人へ興味を持とうかなーという心変わりです。
次話からはもう少し色んな描写を増やせたらと思います。
できたら……。


あとディアナも転生者なんじゃないかと疑う人もいるかもしれませんがそういう設定はありません。
レークシアの魔法に興奮していたのは単に光に反応していたのと、魔力線を通じて治癒魔法をかけられた感覚を覚えていたからです。



はい、そんなこんなで長々と申し訳ありません。
他にもいろいろと語りたいことはありますがこのへんで。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
今年も長崎ヤンデレ彼女をよろしくお願いいたします。

あ、あと第2章『ファスティス王国編』は『フェブルス領編』に変えるかもしれません。

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