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返信

とある方に向けての返信です。

先日は大変ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありませんでした。
近況ノートに赴きたいところですが、長文汚しになるのと、同じ轍を踏む可能性もあるのでこの場にてかえさせていただきます。
できれば心の中に留めていて欲しいです。

繰り返しになりますが長め(1000文字ほど)です。ご注意を。

「カクヨム」というのは作者と読者が共存しているようで、個人的には違うと思っていました。
読み専のかたもいらっしゃいますが、作者のかたが圧倒的。

なので、第三者になって違う視点で、作者がより良い作品を作るために一時的に「読者」になることで作品の質を高めるのではと考えていました。


その考えは少数派のようでした。


私が読者としてとある作品を拝読した時、「あれ?」と思ったことがありました。違和感というものです。

基本小説というのは読者が読むもの。
時間がなかったときや没入感が阻害された場合、気になる点を見つけてしまうと普段なら読むのをやめてしまいます。

そのときは、まあ、ラストで話されるだろうとか、深読み癖のある私としては、いやいやこれは〝伏線〟であり、あとで回収されるのだ――と思っていました。

最後まで読み終わり、素晴らしい作品であるがゆえにしっくりきませんでした。
しかも、ラストの展開通りであればこんな数に設定するのは不自然だ。
読者の頭の中は大衆的思考(常識)に引っ張られがちです。

ということで、質問(というか意見)を投げてみました。
その作品の作者から返答がありました。やはり作者としての思いが秘めてあったのです。

問題はその後ですが、ほぼ解決済なので割愛します。
今もあの件について考えていますが、この際単なる価値観の違いということで流してしまおうかと。

ただ、私としてはそのような思いを心うちに秘めているのであれば、どうして作品に閉じ込めないのか、とも思っていました。
趣味とは思えない作品の熱意を感じ取りつつ拝読させていただきましたが、初見同然の読者があの数字から思いを汲み取れ!――というのは至難の業。そこまで察せられませんでした……。

読者に聞かれるまで心の奥底に眠らせるにはもったいない。設定に変じて落とし込んだ方が、作品の質が上がります――と、返信しようかと思いましたがやめました。察していただけると幸いです。

私の意見が誹謗中傷に見えてしまった……? など、真意は測りかねますが、これだけは言わせてください。

短編でも長編でも、一作品を作るのは根気がいるのは承知ですし、推敲を重ねられてきたのだとも理解できます。
ですが、その推敲は「作者として」の推敲であり、「読者として」の推敲とは別物なのです。
これが大変難しいのは私としても同じこと。今も矛盾に気づかず執筆し、振り返ってみれば作品からの罵倒で四苦八苦しています。


末尾になりましたが、この度不快にしてしまいまして申し訳ありませんでした。
ちなみに私も趣味で小説書いています。
いつか作品のほうから「俺を公募に出せ」と言われたいが為に頑張っております。
陰ながらに応援しております……。

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