についてはいろいろと思うところがあります。
作者さんが生身の日常をSNSで呟いていると、
「おおー! 私と同じ! 庶民さんだ!」
と思って感動してしまいます。
でもその方の生身の人間である部分を知っていくにつれ、その人の作品にその人自身が薄く被って見えるようになってくるのです。
例えば美麗の限りを尽くした薔薇と大理石の世界に298円安売りコンビニ弁当のパッケージがぺこんぺこん鳴る音とか、ハードボイルドロマンに満ち満ちた硝煙と銃の酒場でポイ活とか……そういう雑念が入ります。
作品世界を純粋に楽しみたければ、作者さんのプライベートな情報はあまり持たないほうがいいかもしれませんね。