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  • エッセイ・ノンフィクション

ブラックホールがあるならホワイトホールもあってもおかしくないんじゃない?

 ブラックホールの画像がアップされて大騒ぎである。
アインシュタインの理論は現実に証明されたのだ。
すごくね?

んで。ここであたしの昔からの疑問がまたふつふつと、煮えてきたのだ。物事には全て裏と表がある。ブラックホールが表なら裏は……ホワイトホール。全てを飲み込むブラックホールがあるなら、全てを吐き出すホワイトホールがあってもおかしくはない。はず。はず。

ではもし存在するとしたらどこに、どのように、あるのだろうか?

難しい事は頭のいい科学者に任せるとして、あたしの妄想力の限りを尽くしてみる。もちろんあたしは科学者ではないし、算数は嫌いだし理科はまぁまぁ好きだったけど先生との相性が悪くて……この辺は察して下さい。

ホワイトホール。それはあたしたちがいる❨知っている❩宇宙には存在しない。次元の違う宇宙にそれはある。
ホワイトホールは常に排出を続けている。
ブラックホールが吸入し続けていると同時に。
ホワイトホールとブラックホールは実は繋がっていて、吸い込んだものを吐き出しているのだ。

人体で例えると、ご飯を食べる、栄養素を取り入れ消化する、そしてうんこになって出てくるのと同じ仕組み。でもただ一つ違うのは消化されるのではなく、凝縮されて出てくるのだ。

凝縮された光を含めた物質は、時空の歪みの隙間からまたブラックホールの存在する宇宙に放出されるのだ。遠く遠く離れた場所で。

そしてまた物質は物質を呼び、破壊と構成を繰り返しながら宇宙を作ってゆくのだ。またいつかずっと先にブラックホールに吸い込まれるまで。
実は宇宙は循環された空間で、新しく生まれてはいない。循環しながらも広がってゆくのだ。そしてある程度循環し尽くしたら消滅するのだ。瓶のリサイクルのように終わりの時が来るのだ。
ホワイトホールもブラックホールも存在しない、ただただ、闇と沈黙の、いや、闇も沈黙も存在しないのかも知れない。

そして長い長い時間が過ぎて、いつしかそこに希望の芽が生えるのだ。何もないところから。そしてまたそこから宇宙が広がってゆくのだ。別次元の宇宙も一緒に。




とてもアホでガバガバな空想に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

でもあたしは楽しかったし、ロケット団の「ホワイトホール、白い明日が待っている」の決め台詞に違和感を覚えていたので、ここでこうして考えていたことを少しでも纏められたのでモウマンタイ!!!




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